取引先が増えてくるとどうしても大変になるのが名刺の管理です。
営業マンの人数が多いほど様々な人とのつながりができるため、縁を大切にするためにも名刺の管理が重要になります。
しかし、名刺の量が多くなってしまうと登録する際に手間がかかってしまい、最悪本来の業務に取りかかることができないという支障が出るケースもあります。
このようなケースで活躍してくれるのが名刺の入力代行サービスです。
今回は、名刺入力代行サービスでもどこがおすすめなのか、比較しやすいようにおすすめサービスの特徴や選び方・外注するメリットについて紹介します。
入力代行サービスは多くの企業が行っており、選び方を知ったうえで依頼をすると後悔しません。
名刺入力代行サービスを探す際に意識していただきたい4つのポイントについて紹介していきますので、名刺入力代行サービスの利用を検討している人は参考にしてみてください。
多くの企業が提供している名刺入力代行サービスですが、企業によって料金形態が大幅に異なります。
名刺入力代行サービスの相場は名刺1枚当たりの20円・1,000枚で20,000円です。
1枚当たり20円をきる企業は相場よりも単価が安い計算になりますが、必ずしも安いから良いというものではありません。
料金が安すぎる場合はセキュリティ面や実績が不十分な場合があるため、相場程度で検討しておくのが好ましいです。
名刺入力代行サービスの選び方では他にも実績は必ず確認するようにしましょう。
実績が豊富な場所は公式HPで掲載されている場合がほとんどです。
逆に実績が記載されていない場合は経験が少ない可能性もあります。
実績が豊富な企業はデータ入力のプロ・経験者がいるため、名刺入力代行を外注しても高いクオリティで納品してもらいやすいです。
品質だけでなく丁寧なコミュニケーション・納期を守った納品を行ってくれることからも実績が豊富な場所になるべく頼むようにしましょう。
名刺は取引先の機密情報・個人情報を記載している大切な情報になります。そのため、名刺のセキュリティは高い管理が必須です。
しかし、名刺入力代行サービスによってはセキュリティ管理が十分構築できていない場所もあります。
名刺の情報も外部に洩れてしまうと大きなトラブルになってしまう危険性があるため、セキュリティ管理がしっかりとしている場所を選ぶようにしましょう。
代行サービスを比較する際には納期日に関しても確認しておきましょう。
納期は必ず守るというイメージを持つ人も多いですが、実際には納期日に納品されたデータ量は全体の半分も超えていなかったというケースもあるほどです。
納期日をしっかりと守ってもらえる場所を探すだけでなく、できればどのような流れで誰がどのように入力をするのか説明してくれる場所が理想的な企業になります。
外注をする際に相談をしておくと良いでしょう
ここからは、多くの企業から利用されている名刺入力代行サービスを10選紹介していきます。
それぞれの特徴について解説をしていきますので、名刺入力代行サービスの比較をしたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
名刺入力代行サービス | 料金目安 |
ビーアウト | 8項目で18円~ |
---|---|
BizWorkers(ビズワーカーズ) | 月額/40,500円~ |
Lancers(ランサーズ) | 自社で設定可能 |
i-STAFF(アイスタッフ) | 125,400円 月/30時間~ |
プロセス・マネジメント | 9項目で71円~ |
SYSPRO DATA PRO(シスプロデータプロ) | 8項目で19円~ |
リスモン・マッスル・データ株式会社 | 8項目で35円~ |
有限会社シ・ブリュ | 8項目で80円~ |
うるるBPO | 8項目で31円~ |
ナレッジデータサービス | 1項目2円~10円 |
ビーアウトは名刺入力代行サービスだけでなく、テープ起こしや資料のテキスト化、画像の編集まで行ってくれるオフィス業務代行サービスです。
中でも全て国内で作業してもらえる点が好評であるほか、Pマーク認定企業となっているため、セキュリティ面も安心できます。
最短翌日納品ができるだけでなく、8項目であれば18円から対応してくれるため、費用もかなり安いです。
オプションでは重複名刺チェックのみや重複名刺の削除・スキャンデータの納品まで用意されており、会社の管理状況に合わせた依頼もできます。
BizWorkers(ビズワーカーズ)は、オフィス業務を中心としたオンラインアシスタントサービスです。
名刺のデータ入力だけでなく、営業リストの作成や管理・スケジュール調整や資料作成などの細かな業務も代行してくれます。
BizWorkers(ビズワーカーズ)は時間単価での契約となっており、料金形態は下記のようになっています。
・15時間 時/2,700円 月額/40,500円
・30時間 時/2,500円 月額/75,000円
・50時間 時/2,200円 月額/110,000円
・80時間 時/2,000円 月額/160,000円
・120時間 時/1,900円 月額/228,000円
・160時間 時/1,800円 月額/288,000円
※2021年9段階(税別)
名刺入力代行以外にも様々なサービスを行ってくれるため、秘書のようなサポーターが欲しい場合におすすめです。
Lancers(ランサーズ)はクラウドソーシングの一つで、個人事業主やフリーランスに外注することができます。
個人事業主やフリーランスの場合はクオリティ差が大きく出やすいですが、コストを抑えやすいほか、外注金額を自社で決めることが可能です。
ただし、フリーランス・個人事業主の場合はセキュリティ管理が会社と比べてやや弱い可能性があるため、確認するか自社のツール上で入力作業をしてもらうのが好ましいです。
i-STAFF(アイスタッフ)は経理や秘書・WEB運用などの業務代行しているサービスです。
名刺のデータ入力だけでなく、領収書の入力や書類の入力なども対応してくれます。
スピードだけでなく精度も優れていますが、問題があった際には返金保証も付いています。
3ヶ月単位での契約プランが存在し、キャンペーンで2週間の契約を無料で試してみることができるお試しサービスなどもあるため、実際に外注をしてみやすいです。
料金形態は下記のようになっています。
3ヶ月間 125,400円 月/30時間~
6ヶ月間 102,300円 月/30時間~
12か月間 89,100円 月/30時間~
※2021年9段階(税込)
プロセス・マネジメントはアンケート集計や名刺入力・名簿入力などのデータ入力に特化した企業です。
低価格で高品質のデータ化を行ってくれると好評で、1文字あたり1円でプロが作業を行ってくれます。
情報管理に関しても社員一人ひとりが個人情報保護士の資格を取得しているため、安心して任せることが可能です。
名刺入力の単価は9項目で71円からとなっています。
SYSPRO DATA PRO(シスプロデータプロ)は中国武漢市にあるデータエントリーセンターとの連携を行っているデータ入力代行サービスです。
データ入力代行業界でも低い料金が魅力であるほか、データ入力精度も高いという点から多くの企業に利用されています。
名刺入力の他にも顧客名簿入力や大判スキャン・アンケート入力・集計作業なども対応してくれるため、大量の事務仕事がある場合に活躍します。
名刺入力の料金は8項目で1枚当たり19円にて対応してもらうことが可能です。
リスモン・マッスル・データ株式会社はデータ入力代行を専門としている企業です。
中国のデータ処理センターを活用していることもあり、大量のデータを高速で入力し、素早い処理速度が特徴となっています。
複数のオペレーターが、1つの画像処理に関与し、日本国内と同様のクオリティを維持しています。
名刺入力の単価は8項目で1枚当たり35円から対応してもらうことが可能です。
有限会社シ・ブリュは、日本国内限定作業を徹底している企業です。
プライバシーマーク取得によるセキュリティ管理も行っており、外注するメニューもオーダーメイドできます。
名刺でも「社内保有顧客名刺」「店舗来客カード」「セミナー来場者名刺」の入力の実績を持ち、重複したデータも削除してもらうことが可能です。
名刺入力代行料金に関して、8項目で1枚当たり80円から対応してもらえます。
うるるBPOもデータ入力代行専門サービスで、受託案件累計26,000件を超える実績を持っています。
※2021年9月段階
名刺入力・データ化だけでなく文字入力や応募はがきの入力・名簿の入力など細かいデータ入力も対応してもらうことが可能です。
一括納品だけでなく分割納品にも対応しており、自社の都合に合わせたペースで納品してもらえます。
名刺データ入力代行の料金は8項目で1枚当たり31円から対応してもらえます。
ナレッジデータサービスはデータ入力代行やアンケート集計、解析・分析サービスなどの代行業務を行っているサービスです。
問い合わせを行い、見積もりを出してもらった後に契約締結を行う流れとなるため、料金が増えすぎるという心配がありません。
ナレッジデータサービスが提携している在宅ワーカー・SOHOスタッフによって入力が行われますが、入力されたデータを社内で精査してくれる二重チェックシステムです。
下記は料金体系の一部になります。
・名前 6.0円/1項目
・フリガナ 7.0円/1項目
・会社名 8.0円/1項目
・部署名 4.0円/1項目
・役職名 5.0円/1項目
・郵便番号 4.0円/1項目
・住所 10.0円/1項目
・建物 6.0円/1項目
・電話番号 4.0円/1項目
・FAX番号 4.0円/1項目
・携帯電話番号 4.0円/1項目
※2021年9段階(税込)
上記の他にも1セット38円からのメニューもあります。
比較一覧後ご覧いただいてもお分かりいただけるように、名刺入力代行サービスは企業ごとに料金が大きく異なります。
外注するのにもメリットがありますので、ここからは入力代行サービス3つのメリットについて紹介していきます。
名刺入力代行サービスの利用を検討している人は必見です。
名刺入力代行サービスは、一時的に人員増加する対応になるため、本来行うべきコア業務に集中できます。
社内のスタッフが入力する状態+コア業務を抱えている状態だと、どちらも中途半端な状態になってしまいやすく、良い結果が生まれにくいです。
コア業務に集中することで生産性の向上を期待することもできる点から多くの企業が名刺入力代行サービスの利用をしています。
社内のスタッフに支払っている給料にもよりますが、外注することで入力に関するコストを大幅に削減できます。
例えば同じ1,000件の名刺登録が必要だった場合、一人で入力をしようと考えると莫大な時間がかかり、人件費が多額になってしまいます。
一方、外注を行うことによって、多くの人数で作業を進めてしまうため、納期も早い上に人件費と比べると単価が低いケースも少なくありません。
作業内容・名刺の量が多いほど人件費と比べるとコストを削減できることから、入力業務のコストを削減したいと考えている企業にもおすすめです。
外注に依頼をした場合は名刺入力に関してもプロの高いクオリティで納品してもらうことができます。
社内でデータ入力専門のスタッフを雇っている企業はほとんどないのではないでしょうか。
どうしても慣れていないこともあり、名刺のデータ入力でも時間がかかるほか、量が多くなるほどミスも増えてしまいやすいです。
しかし、外注のプロは経験値が多い上に、慣れている作業なのでミスが圧倒的に少ない傾向にあります。
高いクオリティでスピーディーに納品してもらえるという点からも多くの企業からサービスの利用をされています。
本記事で紹介したおすすめの名刺入力代行サービスはどこも丁寧な仕事を行ってもらいやすほか、名刺以外の入力業務にも対応してくれる企業がほとんどです。
高いクオリティで納品してもらえるだけでなくコストも大幅に削減出来る場合が多いため、大量に名刺入力業務が残っている場合は外注がおすすめになります。
ただし、外注する際にはセキュリティ管理の状況や実績・料金を確認した上で決めるようにしましょう。
料金の比較ができやすい一覧表も作っていますので、名刺入力代行サービスの利用を検討している人は本記事を参考にしてみてください。