皆さんテープ起こしをアプリを使って行なったことはあるでしょうか?
現在ではパソコンにも音声でテキストを入力する機能が装備されており、かなりの精度で認識できるようになっています。
ではテープ起こしをアプリでするメリットは何でしょうか?また、デメリットはあるのでしょうか?今回は、テープ起こしをアプリで行った場合のメリットとデメリットについてまとめてみました。
メリット
コスト削減
おそらくアプリを使った場合のメリットはコストを削減できることでしょう。例えば、1時間の音声データをテープ起こし業者に依頼した場合、約1万5,000円程度の費用がかかります。しかし、アプリを使って自分で行えば費用はかかりません。かりに、有料のアプリを使った場合でも数千円程度に抑えられます。また、手入力に比べるとタイピングの時間も早くなりますので、作業時間も大幅に削減できるでしょう。
その場でできる
業者にテープ起こしを依頼した場合、早くても数日間の納期がかかります。もちろん納期を早くすることもできますがその分費用がかかります。
しかしアプリでテープ起こしをした場合ですと、その場でテープ起こしをしますので時間をかけることなく作業できます。特に急な資料制作や、短い音声データをすぐに必要とする場合などは非常に効果的でしょう。
録音データを外に持ち出さなくていい
内密な会議や、外部に情報を漏らしたくない内容などのテープ起こしはなるべく自分たちで作業したいものです。
そんなときにアプリを使って作業することができれば、情報も外に持ち出すことなく自分たちで作業することができます。
デメリット
精度が完璧ではない
近年のアプリケーションはかなり精度があがっています。しかし、100%認識してくれることはできません。イントネーションがわかりづらかったり、はっきりと発音しないとテキストに変換できない場合があります。そのようなときは、どうしても手作業での修正が必要になります。現段階ではアプリだけですべてのテープ起こしを行う事は難しいでしょう。
ノイズが多いと変換できない
とても聞き取りやすく、ノイズが入っていない録音データであれば問題ないと思いますが、何人かで話していたりまわりの騒音がうるさかったりすると、アプリではテキストに変換できない場合があります。誤字が多かったり全く変換できなくなりますので、アプリでテープ起こしする場合は、いつも以上に録音するときの環境に注意しましょう。
すべてテキスト化してしまう
テープ起こしを業者に依頼すると、『あー』や『えー』などの不要な部分だったり不要とされる会話を削除してテープ起こししてくれます。また、オプションで整文など資料として使いやすくすることもできます。
しかしアプリでテープ起こしすると、会話のすべてをテキスト化してしまうので、資料として使う場合は手作業で不要な部分を削除したり、読みやすく段落などをつけて整理しなければなりません。
まとめ
今回は、テープ起こしをアプリで行った時のメリットとデメリットを紹介しました。
アプリは日々進化しており、声を聞き取る精度はかなり向上しています。しかし100%ではありませんので、手作業で修正したり、打ち込まなくてはいけない場合が多々あるでしょう。作業量が多いときは修正に時間をとられてしまうかもしれませんので、最初から手入力のほうがいいかもしれません。また、重要な書類の場合はアプリに頼らず手作業で行うことをオススメします。
アプリはうまく活用すれば大変便利なものですので、場合によって手作業とアプリを使い分け、より効率よくテープ起こしをしていきましょう。