アンケートの集計や分析は、紙で行う時代ではなくなってきています。ペーパーレスの観点からも紙のアンケートをメインにするのはよろしくありません。
ですからツールを使ってオンラインアンケートを実行してみてください。最近ではチャットボットを使ったアンケートも導入されており、回答率向上などが見込めるようになっています。
今回はチャットボットでアンケートを集計・分析するメリットや注意点を解説していきます。
目次
精度向上にも効果あり!チャットボットでアンケートを行うメリット
チャットボットでアンケートを行うと、まずチャットボット自体の精度が向上します。
チャットボットではいかにデータを集めて回答率改善を目指すかが課題になります。アンケートであればいろいろな人から意見を聞いて、データ収集や分析、チャットボットへの落とし込みが可能です。改善して精度の上がったチャットボットは、アンケートの回答ツールとしてだけではなく、他の業務でも活用できる可能性があります。
また単純に回答率向上が見込めるのもメリットです。チャットボットではチャットツールがユーザーから意見を聞いて、リアルタイムで会話を進めるように設問を提示、分岐しながら答えを見つけていきます。アンケートをデータで用意して配布するよりも、より会話しているような感じで回答ができるので回答率向上が成果として得られる可能性があるでしょう。
ただしチャットボットにもまとめて設問を確認できない、といったデメリットがあります。複数のアンケート形式を活用して、どの方法で収集したほうが自社の成果につながるか検証してみてもよいでしょう。
チャットボットアンケートの注意点!フローが正しいか確認
チャットボットアンケートでは、次の点に注意していきましょう。
フローが正しいか確認する
チャットボットアンケートでは、1つ1つ設問を提示しながら回答を進めていきます。ですから提示の流れに問題があると回答が上手く得られない可能性があるでしょう。
実際に自社で検証を行って、フローがスムーズに進んでよい回答が得られるのか確認しておけると安心です。
目的を確認して作成する
目的を確認して作成していないチャットボットアンケートは、設問内容があいまいといったようによい回答が得られない内容になっている可能性があります。
- なぜアンケートするのか
- チャットボットへどのように落とし込むのがベストか
- 本当にチャットボットが一番適しているアンケート回答形式なのか
といった点で精査してチャットボットアンケートを導入してみましょう。
チャットボットの設置場所を考える
チャットボットアンケートの設置場所は自由に変えられますが、ターゲットユーザーが利用しやすい個所でないと意味がありません。ターゲットユーザーがよく利用している、それでいて邪魔にならない位置に目立つような設置を行ってみましょう。
- クリックするとポップアップして設問が開く
- 画面の開いたり閉じたりを自由に調整できる
といった機能が搭載されているチャットボットも見受けられます。ユーザーの邪魔にならないように回答を集めたい、という意図が見えるでしょう。
まとめ
今回はチャットボットでアンケートを集計・分析するメリットや注意点を解説してきました。
チャットボットアンケートは最近広まっており、通常のアンケートよりも会話形式で回答を得られるため回答率向上が狙えるといったメリットがあります。ただし使い方を間違えると効果が薄くなるので、設置場所などを工夫して効率よく回答を集めてみてください。