グーグル翻訳を使ったことはありますか?
外国でレストランに寄った際など、メニュー表にスマホのカメラをかざすだけで日本語翻訳が浮かび上がってきます。翻訳機能も凄いのですが、これってカメラに映った図形を一字一字、文字として認識できているってことですよね。
この機能を使えば文章のスキャンをスマホにさせることが可能です。例えば、
会社の書類にスマホをかざして、それをデジタルデータとして取り込む。
みたいなことが、専用のアプリをダウンロードすることによって、もうすでにスマホにはできるようになっています。そこで今回の記事では、最近話題のスキャンアプリについてフォーカスしていきます。
アプリ紹介
Microsoft Office Lens – PDF Scanner
開発:Microsoft Corporation
無料。
安心のMicrosoft製。基本機能は抑えてある使い勝手のいいスキャナアプリ。Microsoft製なのでOfficeやOneDriveなどのMicrosoft製ソフトとの連携がスムーズです。Officeユーザーに特にオススメ。
仕事でWindowsやOfficeを活用している人は多いと思うので、ぜひこのアプリをダウンロードしてビジネスに活用しましょう。
Adobe Scan: OCR付PDFスキャンカメラ
開発:Adobe Inc.
無料。
フォトショップやイラストレーターで有名なアドビ社の公式アプリ。アドビのソフトと連携できるので、スキャンした画像を加工したい方にオススメ。
CamScanner スキャンPDF作成
開発:INTSIG Information Co.,Ltd
基本無料、アプリ内課金で完全版を購入できる。
説明書や領収書などの書類を電子化するのに役立つスキャンアプリです。傾きや反射を修正し綺麗に画像・PDF化してくれます。文字認識機能もあるので、書かれている文章をテキスト形式に変換(OCR機能)して保存できます。さらに画像に手書き文字もいれられるので会議のメモ取りなんかに使えます。
今年の夏にマルウェアの混入が確認されました。感染した場合、表示される広告が外部から不正に操作されてしまったり、スマートフォン内でユーザーの知らない間に課金サービスに登録されてしまうなどのトラブルが起きる可能性があります。
※2019年9月現在修正されています。
まとめ
今回3つのアプリを試してみましたが、どれも専用スキャナーには劣るものの、精度、速度ともに申し分ない性能でした。個人で使う分には実用的でコストも安く抑えられるので十分です。
しかし最後の『CamScanner 』の例もあるように、大事なデータを預けるにはセキュリティ上のリスクがあるようです。会社の書類のデータ化など、機密性が高く大量にスキャンしなければならない案件では、専門の業者を活用するのが良いのではないでしょうか。