経理でIE11を使うのは危険!?記帳代行依頼後のデータをe-taxする際も不要に

2021/04/26
IE11(Internet Explorer 11)は、従来頻繁に使われていたWebブラウザーでした。「Windows 7でかなりIE11を使っており今も経理作業で使っている」という方も多いでしょう。 しかしIE11のサポートは終了しつつあります。今後は「Microsoft Edge」や「Google Chrome」などが後継となるので、まだ使ったことがない方は早急に使い方を覚える必要があると言ってよいでしょう。 今回は経理作業でIE11をまだ使っているという方向けに、その危険性と将来どのWebブラウザーを使っていけばよいのかなどを解説していきます。

Window10でのサポートはまだまだ続くが・・・実質的にIE11のサポートは終了しつつあるので注意!

IE11はすでに古いWebブラウザーです。使い勝手からしても読み込みが遅かったりと理にかなったサービスではありません。 Microsoftでは順次IE11のサポートを終了する方針を決定しています。具体的には2020年11月30日の「Microsoft Teams」でのサポート終了を皮切りに、Windows 10では最長2029年1月9日までサポートを継続する見込みです。 ただし各企業のIE11対応は終わりつつあると言ってよいでしょう。WebサイトによってはGoogle Chromeの読み込みが基本であったりと、IE11を対象にしていないパターンが増えているからです。経理サービスについても今後はIE11が非対応になる可能性があるので注意してください。

e-taxでもIEではなく他ブラウザーを使うように!今の内に対応しておこう

2020年度の確定申告時は、まだe-taxでIE11が使われていました。正確に言うと「IE11系のシステムにしか対応していなかった」と言い方が正しいです。 Microsoftは米国時間で2020年1月15日、新バージョンのMicrosoft Edgeを提供開始しました。新バージョンのEdgeはGoogleのGoogle Chromeと同じ「Chronium」というシステムをベースに作成されており、使い勝手が向上しています。 ただし政府のほうでは2020年度のe-taxにおいて、新しいEdgeへの対応ができませんでした。結局従来のようにIE11、または旧バージョンのEdgeを対象にe-taxを提供する方針を決定しています。当然Google Chromeでも正式にe-taxをサポートしていません。 そして2021年度はまた状況が変化しています。新バージョンのEdgeにもGoogle Chromeにも対応を開始しました。 今後はIE11のサポート終了に伴い、新バージョンEdgeかGoogle Chromeにe-taxの利用者が統一されていく可能性が高いです。どちらもすでにトップレベルのシェアを獲得しているので、使った経験のない方はどちらも使えるようになっておくと安心できます。

まとめ

今回はIE11を使い続ける危険性と将来どのWebブラウザーを使っていけばよいのかなどを解説してきました。 記帳代行を依頼している際も、業者はIE11以外のWebブラウザーを使っているはずです。仮にIE11をメインに使い続けている記帳代行業者と契約するのは危険と言ってよいかもしれません。 ぜひITリテラシーについても高い業者へ記帳代行依頼をしてみましょう。