BtoBネット通販は、時代ごとに進化を果たしてきました。進化によってよりBtoB課題に適したECプラットフォームが登場したり、自社サイトでもBtoBネット通販・ネットショップを開設したりできるようになっています。
時代を知ることで、今後BtoBネット通販がどうなっていくかの手掛かりを得ることもできるでしょう。今回はBtoBネット通販の進化の歴史をご紹介していきます。
目次
BtoBネット通販の歴史とは?時代ごとにご紹介
まずはBtoBネット通販の歴史を順番にご紹介していきます。
1990年代
1990年代のBtoBビジネスはECがなかったため当然対面であり、また価格が公開されていないといった日本ならではの文化もありました。そういった習慣をいい意味で壊したのがネット通販の登場です。
今でも続いているようなネット通販サービスが複数登場したことで、「ビジネスは対面で行うもの」といった常識が崩れ、また商圏を拡大しやすくなりました。さらに卸価格等をオープンにするといった方式によって、BtoBビジネスの多様化を促進しています。
2000年代
新しいビジネスの仕組みを作ったBtoBネット通販ですが、「従来の取引仕組みが維持できないと導入するのが厳しい」という事例もありました。そこで2000年代からは、クローズ式のマーケットプレイス型BtoBネット通販・ネットショップが登場しています。
この方式では複数の卸売業者から商品を集めて出品を行うことで、インターネット上へ商品を公開するのが特徴です。また会員のみが卸価格等を確認できるようにすることで、情報をオープンにするデメリットをなくして従来の企業間取引の仕組みを取り入れようとしたこともポイントです。
2010年代
マーケットプレイス型では出品が簡単なものの競合が多く、比較されてしまいやすいデメリットもありました。そこで2010年代には、自社でECを作ってBtoBネット通販・ネットショップを行う機運も高まっています。
会員制によって取引先ごとに価格設定等を管理しながら、自社の商品のみを取りそろえることで比較されるデメリットをなくしたのがポイントです。この方式によってリピーターを増やしながら業務を効率化した事例もあります。
今では気軽に自社ECを用意できるプラットフォームが多数登場しており、中小企業のBtoBネット通販利用を促進しています。
今後BtoBネット通販はどうなっていく?増えていく作業量を減らすため価格調査の依頼も検討してみよう
現状、BtoBネット通販・ネットショップではオープンな情報公開も、クローズドな情報公開も選択できるようになっています。価格設定等を公開するメリット・デメリットも考えながら適した方法を選択してみてください。
また今後はAR・VRの広まりや5Gの普及などにより、さらに場所を選ばない購入の促進が促されながらダイナミックな販売手法が導入されていく可能性があります。気になる方はぜひ最新のITがどうEC分野で活用されるようになっているのか逐一チェックしてみてください。
ちなみに、将来的なBtoBネット通販・ネットショップの作業量を減らすため、継続的な価格調査を依頼してみるのも手です。弊社でも価格調査依頼を承っているので、ぜひ作業を効率化させたい方は利用をご検討ください。
特に、価格調査は精密性等が求められる上にかなりの時間が掛かる作業です。ネット通販・ネットショップの価格調査については外注したほうが、作業効率化へつながります。弊社でも価格調査を代行しており、スタッフが手作業で価格調査を行っているので確実です。
まとめ
今回はBtoBネット通販・ネットショップの歴史や今後をご紹介してきました。
BtoBネット通販の歴史を知ることで、自社EC利用が広まってきたといったポイントを知ることができました。また将来的には、最新IT活用も見越した施策を立てる必要があるでしょう。価格調査といった定型的作業などは外注したりしながら、時代に合わせた施策を打ってみてください。