ITに詳しい方でなくても「メタバース」という言葉を聞いたことはあるでしょう。今やメタバースはゲームだけでなく、普段の生活をも変化させようとしています。
そして名刺のデータ化においても、メタバースが今後重要な役割を担っていく可能性があるのです。今回はメタバースにおいてデータ化された名刺がどう扱われるようになるのかを解説していきます。
目次
メタバースとは
メタバースとは、「現実世界に代わっていろいろな行動・生活ができる世界・あるいはそれを実現するテクノロジー」のことです。現在は、
- 仮想現実・3Dゲームなどの空間がある
- ユーザーが空間をアバター(操作キャラクター)を使って移動できる
- 上記の2つがそろった状態でいろいろな行動ができる
といった条件に該当すればメタバースと言えるでしょう。
メタバースの中では
- NPCキャラクターと会話ができる
- アバター同士でコミュニケーションが取れる
- デジタルデータを仮想通貨で買うことができる
といったように、さまざまな行為ができるようになっています。
近年は仮想空間技術の進化や仮想通貨の広がりなどによって、より没入感が高く現実世界を代替するようなメタバース空間ができつつあります。
またメタバースの需要は企業にとっても注目されており、日本企業も続々メタバースへ参入しているのもポイントです。
メタバースで、名刺はどのように活用されるようになるのか?
ここからはメタバースにおいて、名刺がどのように扱われるようになるのかを推測していきます。
URLやQRコードでのデータ共有
名刺は現在、紙で扱うよりも紙の名刺を撮影したり最初からオンラインで制作したりしてデータ化する需要が増えています。そしてデータ化された名刺は、URLやQRコードなどで共有して取引先へデータを提供できるようになりました。
メタバース内においても、たとえば仮想空間内に展示会用のブースを開き、そこでURLやQRコードを提示して名刺データを共有することができます。
ちなみにオンライン会議時にバーチャル背景にQRコードを表示、いつでも名刺を読み込めるようにするといった事例もあります。このようにURLやQRコード等での名刺データの共有は汎用性が高いのが特徴です。
アバターを使った直接交換
メタバース技術が進化すれば、より現実世界の行動をメタバース内で代替できるようになるでしょう。
たとえば現在対面で行っている名刺交換も、アバターを使ってできるようにすれば現実世界と同じように挨拶をしながら交換作業ができるようになります。そして交換した名刺をそのままデータベースへ保存して後で確認する、といった作業も簡単になるでしょう。
まとめ
今回はメタバースにおけるデータ化された名刺の役割をご紹介してきました。
経済活動もメタバースでできるようになり、その需要は活発になっています。名刺もデータ化されることで、メタバース内で簡単に共有できるようになります。
気になる方はオンライン提示会などの際に、ぜひデータ化された名刺を共有できるようにしてみてください。