会社で資料を作る際など数字に全角と半角が混在して困ってしまったことはありませんか? しかし何故パソコンで入力する文字には半角文字と全角文字の2種類が用意されているのでしょうか?
調べてみた結果、どうやらコンピューターの都合で作られたようでした。
「1バイト文字」と「2バイト文字」
コンピューターを触っているとたまに「1バイト文字」、「2バイト文字」という言葉が出てくることがあります。1バイト文字は半角文字、2バイト文字は全角文字という意味で使われることが多いです。
そもそも「バイト(Byte)」とは?
バイトとは、アルファベット1個分の情報量のことです。
これだけでは分かりにくいので説明します。
コンピューターはスイッチのオン・オフ、0と1の組み合わせで情報を処理します。このスイッチ1個のことをビットと呼びます。
1ビットは0と1の2通り。
2ビットは01、10、00、11の4通り。
3ビットは2×2×2で8通り
というふうにビットは前の数字に2倍するペースで表現できるパターンが増えていきます。
このビットを用いて、半角英数字と&や!などの記号を全て割り当てて表現するのに必要なパターンが8ビット(2
8=256通り)。
これを1バイトと呼ぶことにしたわけです。
全角文字は2バイト文字?
コンピューターは英語圏で作られたので1バイトで良かったのですが、日本語を表すのには256通りじゃ足りません。アルファベットは26通りしかありませんが、しかし日本語は五十音もあります。しかもひらがなだけでなくカタカナや漢字まであります。なので2バイトのパターンが必要だったのです。
しかし実際は2バイトでは足りず、現在では漢字などは3バイトを超えるものも数多くあります。これでは一概に「全角文字は2バイトだ」とは言えませんが、早くなくても「おはよう」というように、全角文字は「2バイト文字」と呼ばれています。
半角文字は1バイト。
全角文字は2バイトとか3バイトとか4バイトとかで表現される文字。
と覚えておけば間違いないようです。
他の2バイト文字の仲間としては中国語、韓国語などがあります。
結論
つまり日本語が全角文字になってしまったのは日本語の文字の多さが原因のようでした。確かにアルファベットと較べると256通りでは足りません。とても多くのパターンが必要ですね。
最後に
いかがでしたでしょうか? 半角文字と全角文字の違いについて納得頂けたでしょうか。なおどうやら半角英数字と全角英数字の使い分けについて統一的なマナーというものは無いようです。しかしそれぞれの業界や会社で慣習やルールが存在するのでビジネスなどで文書を書く場合にはしっかりルールを確認してから書き始めるようにしましょう。
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