手書きの書類をスキャンする際は、どこまでスキャンで対応ができるのか考えないといけません。
スキャン技術は非常に向上しており、癖のある字等も判断できるようになっていますが、100%どんな文字でも読み取ってデータ化してくれるわけではないです。対応できない部分が多いと思う際はデータ入力を行って文字起こししたほうが楽なときもあります。
今回は、手書き書類をスキャンする際に、どこまで読み取れるのかの目安をご紹介していきます。
目次
OCRの技術がAIによって向上!癖字まで読み取れるように
従来のOCR機能は、デジタルで印刷されたような画一的な文字しか読み取れませんでした。しかも、文字が含まれている部分を手動で指定しなければならず、読み取りの効率性が悪い点も問題でした。
それが、主にAIの導入といった進化によって変わりました。
具体的には、学習データを取り込むことでスキャン精度がどんどん向上しており、従業員ごとの字の癖等を認識して文字化してくれる段階まで行っています。中には、事前に学習を済ませた状態でAI-OCRを提供している業者も存在しており、スキャニングツールの素早い導入へ役立っています。
ちなみに、文字が含まれている部分を自動で認識してくれる機能も導入されており、今では手動で認識する部分を指定するのが古い考えとなっているのもポイントです。
100%文字を認識できるスキャニング技術の登場はまだまだ先!読み取れない部分はデータ入力を行おう
スキャニング技術は進化しており、精度も100%近い状態となっています。しかし、100%を謳っている業者はまだ存在しておらず、OCR機能で完全なスキャニング自動化を達成することはできません。
ある業者の検証によると、指定フォーマットに沿ったOCRスキャニングを行ったところ、
- 英語の1を7と間違える
- 人の目でも判読不能な癖のある漢字
- 欄からはみ出ている文字
といった種類の文字は読み取り切れませんでした。
スキャニングをなるべく自動化するには、上記のような点に注意して、学習をOCRへ行わせていく必要があるでしょう。
また、文字化しきれない部分は、データ入力を行う必要があります。データ入力を代行してもらえばその手間も必要ありません。弊社でも、スキャニングやデータ入力のお手伝いを数多く実施しているのでぜひご連絡ください。
まとめ
今回は、スキャニングでどの部分まで文字認識をして自動化が達成できるのかをご紹介してきました。
スキャニング精度に影響するOCRの技術は進化しており、精度も100%に近づきつつあります。ただ、100%自動化できるのはまだまだ先なので、データ入力も併用しながら上手くスキャニング業務を効率化してみてください。
スキャニングやデータ入力等に人手が足りない、コストが掛かるという企業様は、弊社がお手伝いをさせていただきます。ぜひ、弊社の代行サービスをご活用ください。