皆さんは近年、検索エンジンの機能がAI化してきているのをご存じでしょうか。今では、単に検索エンジン機能にAIの学習能力を足すだけでなく、そもそもの検索結果をAIに回答させようという考えまで出てきています。
こういった変化は、データ入力の作業にまで影響をおよぼす可能性があるでしょう。今回は検索エンジンのAI化の事例や、データ入力への影響等を解説していきます。
目次
AIが自動で回答を作成!?近年の検索エンジン事例
たとえばGoogleでは、すでにキーワード入力等の条件によって自動で回答になるページを見つけ出し、適宜タイトル等を変更しながらユーザーへ表示する機能をAIによって提供しています。このAI化は、より適切な回答をユーザーがすぐ探し出すのに役立っています。
さらにAI化を進めた事例も存在します。
代表的な事例がBingです。Bingはマイクロソフト社製の検索エンジンですが、シェアはGoogleより少なく注目される頻度はGoogleと比較して多くありません。しかし最近大きなアップデートを行いニュースとなりました。
具体的には、検証用の機能として「AIが質問に対して回答を行うチャット機能」を追加しました。この機能では検索窓へ「○○を覚える際、どの方法が一番適しているか?」といった自然文、しかも決まった回答が存在しない質問を入力可能です。そして、自然な文章で回答をしてくれるのがポイントです。今までの検索エンジンは、条件に応じてヒントになる記事を一覧で表示するだけでしたが、新Bingでは「○○が一番よいでしょう・・・」といった会話形式で答えが得られるのでより自然な形で検索できるのがメリットとなっています。
もちろん、AIが提示する回答が100%正しいわけではありません。Bingではこの点を踏まえて、回答の最後に参考にしたURLを提示してくれるようになっています。
文章を加工したいときに自動で作業してくれる!検索エンジンの進化はデータ入力にどう影響するのか
検索エンジンのAI化に伴う進化は、データ入力作業にも影響をおよぼします。
たとえば、書籍から文章を拝借したいが、そのままだと著作権等で問題が出るときに文章を加工することを考えたとします。この際作業量が多いと負担になりますが、将来的には該当文章をAI検索エンジンへ読み込ませて「○○の雰囲気で加工して」というだけで作業が終わってしまう可能性が出てくるでしょう。
こういった進化は作業負担軽減等につながりますが、どこまで人間が作業を行うのかといった分担で、問題が起こったりするきっかけにもなります。AI技術を使う際は、人間は何をすればよいのかをセットで考えて、将来へつなげられると安心です。
まとめ
今回は、検索エンジンの機能がAI化している事例をご紹介してきました。
GoogleやBingなどでも、すでにAIを検索エンジンへ活用しており、将来的には自然文形式ですぐ回答が得られるようになってくる可能性があります。また、データ入力でも文章を加工したりといった作業がすぐ終わってしまう可能性があるでしょう。
ぜひ、検索エンジンの将来性などを調べて活用できるようにしてみてください。