Android OSのバージョンは年ごとに更新される傾向にあります。2022年11月時点では「Android 13」が最新となっていますが、まだシェアは乏しく現状新世代でよく使われているOSは、Android12です。
多少古い機種を使っている方も、今後Android 12を使う機会が出てくるかもしれません。そこで今回はAndroid12の機能や、資料・名刺・書籍・レポートなどのデータ入力、あるいはスキャニングに役立つ機能などをご紹介していきます。
目次
2021年10月リリース!Android12とは
Android12とは2021年10月にリリースされた、最新寄りのOSです。Androidの対応機種であれば誰でもアップデートして利用できますが、当然非対応の機種もあるためご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
Android12は次のような特徴を備えています。
UIデザインの刷新
Android 12では、ホーム画面が一気に変わりました。具体的にはGoogleのデザイン思想である「Material You」に基づき、ユーザーの使っている壁紙の色に合わせたデザインをウィジェット等に採用しています。
Material Youではユーザーの壁紙から一番色の多いものを認識、それを各ツールへ反映させて違和感のないデザイン体験を実現しているのがポイントです。
プライバシー機能の新規追加
Android 12では、プライバシー機能に関しても追加が行われています。
たとえばマイクやカメラといった個人情報が公開される可能性のある機器の使用中、そのステータスがアイコンとして常時画面右上に表示されるようになりました。これによって機器の切り忘れを防止することができ、また不正な起動に関してもすぐ検知することができるようになっています。
これはテレワークで会議が終わったのにマイクやカメラを切り忘れてしまう、といった事象を防げるので効果があります。
クイックタップや片手モードの導入
Android 12では操作性に関してもテコ入れが行われました。
端末の背面を任意の回数タップすることで、機能が起動する「クイックタップ」という新機能が搭載されています。具体的には
- スクリーンショットの撮影
- 通知画面の表示
- 設定済みアプリの起動
といった各操作を、背面のタップ数に応じて割り振ることができるのがポイントです。
これによってより直感的にスピーディーなスマートフォン操作が可能となり、スマートフォンの操作が1人1人に合わせたものになります。
また画面を片手でスライドできるようになる片手モードも搭載されており、利便性が向上しているのもポイントです。
Android 12の、データ入力に関する新機能とは?
Android 12では、資料・名刺・書籍・レポートなどのデータ入力やスキャニングにも役立つ新機能が搭載されています。
たとえばスキャニングの対象としてスマートフォンでスクリーンショットしたページを使いたい場合、今までは画面上に移っているものだけしか撮影できないので手間が掛かっていました。これが「アクセス中の表示ページすべてをまとめて撮影対象にできる」という変更によって、縦長のページも一度でスクリーンショットできるようになっています。
これによってたとえば「ページをスクリーンショットして、資料・名刺・書籍・レポートなどデータ入力の際資料として使いたい」といった場面でもすぐにスクリーンショットが撮れて便利になっています。
まとめ
今回はAndroid 12の機能についてご説明してきました。
Android 12は将来的にAndroid 13に取って代わられるでしょうが、現時点ではかなりのシェアを誇っておりしばらくは使われるでしょう。スクリーンショットの対象拡大などは、資料・名刺・書籍・レポートなどデータ入力やスキャニングにも役立ちます。
ぜひAndroid 12を活用して、作業を効率化してみてください。