e-taxは便利だけど注意点も!記帳代行を委託する際も気を付けよう

2021/04/22
個人事業主にとっても企業にとっても、「e-tax」の必要度が増しています。 税法において所得税の最高額控除を得るためにはe-taxでの申請が必須になりましたし、コロナウイルスの影響で政府がe-taxを推奨しているのもポイントです。インターネット上から簡単に申告を行えるのは大きなポイントになっています。 ちなみにメリットについては下記記事で説明しているので参考にしてみてください。 記帳代行後のデータを効率よく提出しよう!e-taxを利用するメリット しかしe-taxも万能ではないので、注意しながら申告を行っていく必要があります。今回はe-taxの利用を検討している方に向けて、利用前に注意しておきたい点を解説していきます。

事前申告が必要!e-taxを利用する前に覚えておきたい注意点

ここからはe-taxを利用する前に覚えておきたい注意点を解説していきます。

事前に電子申告等開始届出書を提出する必要がある

「よし、今すぐe-taxを実行しよう」と思っても実行はできません。e-taxを利用するためには、所定の管轄税務署へ事前の申告が必要になるからです。 申告に必要な書類を「電子申告等開始届出書」と呼びます。書面での提出もできますが、オンラインで提出したほうが簡単です。オンラインで提出した場合利用者識別番号等ログインに必要な情報が通知されるので、紛失しないように厳重に保管してください。

ローカルにソフトウェアをインストールした上で拡張機能を入れる必要がある

ITに慣れていない方がe-taxを行う場合、事前準備に手間取る可能性があります。 e-taxシステムではまずローカル(パソコン)へ指定のソフトウェアをインストールした後、その指示に従って拡張機能(Webブラウザー上の追加機能)をインストールしていく必要があります。拡張機能については
  • Windows Edge版
  • Google Chrome版
の2つがあるのでいつも使っているブラウザーを選んでインストールを行いましょう。

慣れるまでが面倒に感じる可能性がある

人間は変更があると慣れるまでに時間が掛かります。紙ベースで申告をしていた場合、e-taxの独特な申告情報入力や送信などに戸惑う可能性は高いです。 e-taxでは都度申告中のデータをダウンロードして保存するのがコツになります。万が一入力内容にエラーがあっても事前のバージョンへ戻せれば安心できるからです。専用のフォルダを作って、都度保存したe-taxのデータを保管していきましょう。 ちなみに保管したデータは翌年以降も使い回せるので入力の手間が将来的には減るでしょう。ただし申告内容が去年と変わっている場合は訂正しないといけないので注意しましょう。

e-taxを気持ちよく利用するために、記帳代行を委託するのも手

e-taxを利用すれば簡単に税申告が可能になりますが、元手になるデータは自分で用意する必要があります。「紙の資料も含めてデータ化するのが面倒臭い」という場合は記帳代行業者に委託をしてみるのも手です。 専門のスタッフがスピーディーに紙資料を含めた税関係のデータをまとめてくれます。後は受け取ったデータを確認して自分で申告を行うだけで済むので楽です。

まとめ

今回はe-taxの利用前に注意しておきたい点を解説してきました。 e-taxには事前準備が必要、使い慣れるまでに時間が掛かるといった注意点があります。毎年e-taxを行いながらスムーズに利用できる体制を整えておきましょう。 また元手になる資料を効率よくデータ化したいときは専門業者へ任せてみましょう。