PowerPoint(パワーポイント)で画像を切り抜く方法

2019/08/01
みなさんパワーポイントはご存知でしょうか? パワーポイントは会議などで使うスライドショーだったり、プレゼンテーションなどにも必要な資料を作成したりするときに、とても便利なソフトですよね。office(オフィス)ソフトになりますので、パソコンによっては標準で装備されている場合もありますので、とても使いやすいソフトになります。 そんなパワーポイントですが、実は画像を切り抜くことができます。資料を作成するときに、イラストや画像があったほうがより分かりやすく説明できる場面があると思いますが、背景がないほうがより分かりやすくなることもあるでしょう。そんな時に、わざわざ別の画像編集ソフトを使って画像を切り抜いてはないでしょうか?そんな時に役立つよう、パワーポイントを使った画像を切り抜く方法をご紹介したと思います。    

画像を挿入する

まずは切り抜きたい画像を挿入しましょう。画像を挿入するには、画面上にある「挿入」タブを選択します。すると「写真」というアイコンが表示されますので選択します。選択すると、挿入できる項目が表示されますので、写真を選択します。そして「図をファイルから選択」をクリックすると切り抜きたい画像ファイルを選択できます。これで画像を挿入することができました。    

背景を削除する

画像を挿入できたら、さっそく切り抜きをしていきます。画像を切り抜くためには「背景の削除」を使用します。 先ほど挿入した画像を選択すると、画面左上に「背景の削除」というアイコンが表示されていると思いますので、そちらを選択します。選択すると切り抜きたい被写体と、画像の背景のコントラストがはっきりしている場合は、この操作をした段階で、背景のみ綺麗に紫色に変化していると思います。紫色の部分が切り抜かれる背景になりますので、紫色の部分がしっかりと背景のみ選択されている場合は、そのままで問題ありませんので、その状態で「変更を保持」を選択して画像の切り抜きは完了になります。        

切り抜く範囲を調整する

 

切り抜く範囲をせまくする

切り抜く被写体と背景のコントラストがあまりはっきりせず、紫色に変化した範囲が背景だけではない場合は、手作業で調節する必要があります。 切り抜く範囲をせまくする場合は「削除する領域としてマーク」を選択します。選択するとマウスポインタがペンの形に変化します。その状態で切り抜く範囲をなぞって選択します。なぞった部分と同じコントラストの範囲が自動で認識され、紫色に変化しますので、希望の範囲にすることができたら「変更を保持」を選択して切り抜き完了になります。  

切り抜く範囲を広くする

逆に切り抜く範囲を広くする場合は、「保持する領域としてマーク」を選択します。選択すると、先ほどと同じくマウスポインタがペンの形に変化しますので、変化した状態で切り抜きたくない範囲をなぞります。なぞった部分と同じコントラストの範囲が自動で認識され選択されますので、希望の範囲に調節されたら、「変更を保持」を選択します。これで画像の範囲調整は完了になります。    

pngで保存する

最後に切り抜いた画像を「png」形式で保存します。このままの状態でパワーポイントでのみ使用する場合は「png」形式に変更する必要はありませんが、その他のソフトでも使用する場合は変更する必要があります。 方法は、切り抜いた画像を選択した状態で右クリックをし、「図として保存」を選択します。すると保存形式を選択できますので「png」形式を選択してください。これで背景透過での保存が完了です。あやまって「jpg」形式で保存してしまうと、背景が透過ではなく、白くなってしまうので注意しましょう。    

まとめ

今回は、パワーポイントを使って画像を切り抜く方法をご紹介しました。少量の画像や、簡単な形状の画像であれば十分に切り抜くことができると思いますので、今回ご紹介した方法を参考にして活用してください。 しかし、人物の髪の毛や草木など、複雑な形状の画像は切り抜くことができませんので、そのような時はフォトショップなどの画像編集ソフトを使用するか、専門の代行業者に依頼しましょう。