近年ではスマートフォンアプリで紙の文書をスキャニング、データ取り込みができるサービスが複数登場しています。それにもかかわらず、持ち運びを想定したハンディスキャナーがまだ現役です。
スマートフォンを持ち運びながらスキャニングができる時代になったのに、ハンディスキャナーがまだ使われているのには理由があります。
今回はハンディスキャナーが依然として必要とされている理由を解説していきます。
目次
持ち運び可能なスキャナー装置!ハンディスキャナーとは
ハンディスキャナーとは「持ち運びができるように設計されたスキャナー」の総称です。
通常のスキャナーは紙を置くスペースが合ったりと、重々しくて持ち運びには適さない大きなサイズをしています。外出先でスキャンしたい方にとっては最適なデバイスではありません。
しかしハンディスキャナーは、紙を置くスペースがなく自動で給紙された紙を読み取ってデータ化してくれる仕組みになっています。よってスペースを取らないコンパクトな作りになっており、軽量になっているモデルが多いです。
スキャンスピードなどで有利!ハンディスキャナーがスマートフォンアプリより優れている点とは
ここからはハンディスキャナーのメリットを、スマートフォンアプリとも比較しながらご紹介していきます。
スキャンスピードが速く安定している
スキャニングする際に心配なのはスピードです。スマートフォンアプリでスキャニングする場合、1枚1枚カメラを合わせて読み取り成功まで待つ煩わしさがあります。
しかしハンディスキャナーの場合、スキャニングに特化している分対応のサイズをすぐに読み込めます。その時間は数秒といったように短く、あっという間です。
複数の書類を外出先ですぐ読み込みたい、といった用途にはハンディスキャナーのほうが向いています。
さまざまなサイズを楽に読み取りできる
ハンディスキャナーの読み取り可能サイズには限界がありますが、A4に対応しているモデルも多いです。通常の業務に使う程度であれば、A4にまで対応しているとほとんどの文書を読み込むことができるでしょう。
その他
- レシート
- 売上報告書
といった厚みや長さの違う書類にも対応できます。
タイプによってはカメラ合わせなどに時間の掛かるスマートフォンアプリよりも、手軽にスキャニング可能です。
操作がしやすい
アプリを使ってスマートフォンを装置化している場合、英語で説明が書いてあったり、必要なボタンがすぐ押せなかったりと操作面で不便なケースがあります。
ハンディスキャナーは操作面にも工夫があり、必要なボタンを1か所へ集めるといった方法で操作性をシンプルにしています。スマートフォンよりも物理ボタンをスムーズに押して操作ができるので作業がはかどるでしょう。
まとめ
今回はハンディスキャナーがまだ現役で活躍している理由を、スマートフォンのスキャニングアプリと比較しながらご紹介してきました。
スマートフォンをアプリで装置化しても、読み取りスピードや操作性などで難があるケースもあります。ハンディスキャナーがあれば素早くシンプルな操作で、外出先といった多様な場所でのスキャニング作業が進められます。
必要だと思った方はぜひ購入を検討してみてください。