昔からパソコンには単語登録機能(辞書登録機能)が搭載されていますが、意外と活用できていない方は多いのではないでしょうか。最近ではクラウドでトレンドワードなどを認識、サジェスト(ユーザーの検索単語を推測して先に出してくれる機能)してくれるようになっているので必要性を感じていない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし「なるべくすぐ変換したい」といった単語は単語登録機能を使って保存しておくとデータ入力効率が向上するでしょう。
今回は単語登録機能の概要やメリットなどをご紹介していきます。
目次
データ入力に便利な、単語登録機能とは?
単語登録機能とは、ユーザーが自分で
- 単語
- よみ
などをパソコンの文字入力機能から登録、よみを入力すると変換で単語が出てくるようにする機能です。Windows10では
- 下部タスクバーの「A」や「あ」を右クリック
- 「単語の追加」をクリック
- 単語やよみ、注釈などを入力
といった手順で登録が可能です。
単語登録機能で入力している内容は、スマホといった機器には反映されません。ですから基本的には登録しているパソコンのみで利用できる機能だと思ってください。
ただし登録したローカル端末でしか使えないことを差し引いても、単語登録機能には多くのメリットがあります。データ入力が多い方は使ってみましょう。
データ入力に無駄がなくなる!単語登録機能利用のメリットとは
単語登録機能には次のようなメリットがあります。
入力する文字が少なくなる
- ありがとうございました。また会いましょうをそのまま打つ
- ありが、だけ入力して変換できるようにする
では、明らかに後者のほうが入力が楽です。ありがとうございました、だけだと単語登録機能を使う必要もなさそうですが、こういったように指定フレーズをすぐ出したいようなときには単語登録機能が便利です。
同音異義語で迷わなくなる
たとえば「お」と入力して変換しようとすると、
- 御
- 尾
- 男
といったように同音異義語がたくさん出てきます。入力中の文字に対して同音異義語が多いほど、入力作業が面倒になってくるでしょう。
そこで「mn(manの略)」で「男」が出てくるようにする、といったルール付けをして単語登録機能で登録すれば、同音異義語で迷わずに入力を進められます。
方言といった独特の言い回しを一発で変換できる
単語がマイナーな場合、他の有名な単語のみが変換候補に出てくるケースがあります。方言といったフレーズだと一発で出てきにくいです。
単語登録機能であらかじめフレーズを登録しておけば、独特の言い回しすら一発で変換、入力作業へ集中できるようになります。マイナーなフレーズを多く使うようなデータ入力が多い方は、単語登録機能で作業効率化を狙ってみてください。
まとめ
今回は単語登録機能について解説してきました。
昔からある単語登録機能ですが、簡単に呼び出せる上に一発で指定のフレーズなどを変換できる有能な機能です。使わないともったいないので、ぜひ活用してデータ入力効率を上げてみましょう。
もし「データ入力効率を多少上げたくらいでは、作業がもともと多いので効率化へ大きくつながらない」といった場合はデータ入力代行を依頼してみましょう。