テープ起こしをすると起きやすいトラブルとは?

2019/11/12
テープ起こしを在宅ワークとしてやってみようと考える人もいるでしょう。また会議などの内容を資料にするために自社でテープ起こしをする機会もあるかもしれません。 テープ起こしはパソコンと音声を聴ける環境があれば誰でも行える作業ですので、在宅ワークとしてやってみたいと考えいる人も多くいるかと思います。 しかし、初めてやる人にとっては手軽にできるとはいえ経験のない作業になりますから、不安なこともあるかと思います。 そこで今回はテープ起こしをしていて、起こりうるトラブルについてご説明したいと思います。    

音質が悪くて聞こえない

テープ起こしで使う音源は実際に聞いてみるまでどのような音質なのかはわかりません。クライアントから音源を渡されてから作業に入ると思いますが、この音源の音質の良い、悪いの振り幅がとても大きいことがよくあります。 講演会のような1人の話者が一方的に話しているような音源テープの場合は比較的音質もいい場合が多いのですが、会議のような複数の話者が話しているような音源の場合は音質が悪いことが多いでしょう。 また素人が録音しているテープの場合は録音機材もあまりよくないものを使っていることが多いですので、音質もよくないことが多いでしょう。    

方言で内容がわからない

人間はある程度の内容を理解することができれば前後の会話は脳で補正して理解することができます。 しかし、方言のように全く理解できない場合は脳で補正することができません。もしこのように全く理解できないような方言の音源の場合は、一つ一つの言葉の意味をネットを使って検索して内容を解読しなければいけなくなりますので、作業にかかる時間はさらに多くなってしまうでしょう。    

話者が判断できなくなる

話者が複数人いる場合は、まずは話者の特定をしなければいけません。このとき少ない人数ならいいのですが大人数になると話者の特定が難しくなってしまう場合があります。 特に男性の場合は声に特徴がなく、全員同じような声に聞こえてしまうので難しくなりやすいでしょう。女性の声の方が高く聞き分けがしやすいと思います。 また話し方も特徴がある人とない人もいますし、声量が小さい人もいることでしょう。 このように話者が特定しにくい状況の場合は、内容に間違いが生じる可能性がありますので注意が必要でしょう。        

専門用語が理解できない

方言と同じような理由になりますが、医療やITなど専門的な知識を必要とする会議などの場合、専門用語が多く使われている場合があります。そのような時は、きちんと専門用語を理解していないと全く内容を理解することができません。 また書き起こすときも使われている用語をちゃんと理解し、記載しなければいけませんので、わからない用語があればネットを使って意味や文字を知る必要があります。 方言と同様にこのような調べる時間が増えてしまうと必要以上に作業時間が増えてしまうので、事前にそのような内容の音源ではないか確認をし、自分で対応できるかをしっかりと見極める必要があるでしょう。    

まとめ

今回は、テープ起こしをしていて起こる可能性の高いトラブルをいくつかご紹介しました。 テープ起こしは誰でも始めやすくハードルの低い作業にはなるかと思います。しかしその反面、起こりやすいトラブルも多く、かかる作業時間も膨大に膨れ上がってしまう場合もあるでしょう。そうなってしまうと、とても生産性の悪い作業になってしまいます。 もしテープ起こしを自分でやろうと考えた場合は、しっかりと音源を事前に確認し、対応できるかをしっかりと見極め、自分での対応が難しいと感じた時は無理をせずに専門の代行業者に依頼することによしり、効率よくクオリティの高いテープ起こしをすることができるでしょう。