アンケート集計で使えるグラフの種類を紹介!集計方法などで適切なグラフを選択しよう

2021/08/04
アンケートの集計結果は数値だけでも確認できますが、やはり分析初心者も含めて関係者に分かりやすく結果を提示するにはグラフが便利です。しかしグラフにはいろいろな種類があり、使うグラフを間違えると思う通りのビジュアルになりません。 グラフがどんなデータの表示に向いているかチェックした上で活用できるようにしておくと安心です。 今回は分析初心者へ向けて、アンケートの集計結果をどんなグラフで表示させれば分かりやすいのかを解説していきます。

回答形式や集計方法に注意!アンケートデータの活用方法はさまざま

アンケートデータの活用方法はさまざまであり、目的に応じて回答形式や集計方法などに差異がある点に注意しましょう。 たとえば回答形式については
  • 1つだけに絞れる場合:単一回答
  • 2つ以上の回答が考えられる場合:複数回答
  • ユーザーの感想をデータ化したい場合:自由回答
といったような種類があります。 また集計方法に関しては
  • 回答ごとに結果を得たい場合:単純集計
  • 複数の条件から結果を深堀したい場合:クロス集計
  • 自由記述の集計を行う場合:テキストマイニングなど
といった種類があるのもポイントです。 グラフは集まったデータを可視化していっぺんに傾向や性質を把握できる点にメリットがあります。しかし「時系列でデータを並べるのに円グラフは不向き」というようにグラフごとに向き・不向きがあるので、指定のデータをどのグラフを使って可視化するのか事前に考える必要があるでしょう。

向いているデータも解説!主要なグラフ8選

ここからは特に利用場面の多い主要なグラフを8つご紹介していきます。
  • 円グラフ:割合の比較に適する、単一回答集計に向いている
  • 帯グラフ:全体の構成比を確認可能、単一回答のクロス集計結果の可視化向け
  • 棒グラフ:時系列による比較も得意、複数回答の集計に向いている
  • 折れ線グラフ:時系列による比較が得意、単一回答でも複数回答でも使える
  • 棒グラフ+折れ線グラフ:データ深堀の際に利用可能、複数データの比較向け
  • 散布図:項目同士の相関関係を調査可能、関連性を調べたいデータ向け
  • レーダーチャート:評価バランスを調査可能、項目同士の評価比較向け
  • テキストマイニング:ワードの出現率などを調査、自由回答分析向け
Excelといったアンケート関連のツールでは、各グラフを元データを選択した上で簡単に作成できるようになっています。ですから実際にグラフを作成しながら向き・不向きを確認してみるのもよいでしょう。

まとめ

今回はアンケート集計において適したグラフの解説を行ってきました。 アンケートにおいては回答形式や集計方法が違うので、データの種類に応じたグラフを選択して活用するのが重要です。ぜひグラフをマスターしてメンバーに共有できるようにしてみてください。 アンケート集計やグラフ作成などが面倒・・・という場合は外注も検討してみてみましょう。