“Una pregunta correcta vale mas que una respuesta correcta”
意味は『正しい質問には正しい答え以上の価値がある』です。マネジメントで有名なピーター・ドラッカーも
「重要なことは、正しい答えを見つけることではない。
正しい問いを探すことである。間違った問いに対する正しい答えほど、
危険とはいえないまでも役に立たないものはない。」
という言葉を残しています。
アンケートでも同様に、有用なデータを得るためには有効な質問を設定することが必要となります。どのようなアンケートを作るにせよ設問のコツは共通する部分が多いので、今回の記事ではアンケート調査における設問のコツについてご紹介いたします。
回答形式
細かい言い回しについて考える前に注目したいのが、回答形式です。大まかに3つに分かれる回答形式はそれぞれに一長一短の特徴を持っています。それでは見ていきましょう。
単一回答法
複数の選択肢から1つだけを選んで答える方法です。集計が容易である一方、選択肢に抜けがあると調査対象から見て回答が絞れない危険性があります。
複数回答法
複数の選択肢の中から、数個を選んで回答する方法です。いくつかの選択肢を選んでチェックしてもらうことで回答者のニーズを捉え損なうリスクを下げ、またいくつかの回答から傾向を掴むことができます。しかし相反する選択肢にチェックが入ったりデータの曖昧さが増すというデメリットもあります。
自由記述法
調査対象から自由に回答してもらう形式で、詳細な内容や細かなニュアンスを把握することができます。
回答の中からキーワードを抜き出してまとめたり、回答内容をすべてデータ化したりなど、集計に手間が掛かるというデメリットがあります。
聞きたい内容の性質や求める情報量に合わせて回答形式を決定し、それに合わせた設問文を選択しましょう。
質問文作成のポイント
「何を聞くか」質問の内容と同じくらい質問文の書き方もアンケートの回答を左右する重要なポイントです。それでは要所を抑えていきましょう。
答えを誘導するような設問をしない
「〜だと思いませんか?」というように質問文に同意を求めるようなニュアンスを含めたり、選択肢の片方を選ぶべきという文脈になってしまうような文の構成は避けましょう。
調査対象にとって理解しやすい言葉を使う
「我々のアセットでもあるナレッジ化されたコンテンツ・マーケティング戦略は、更にドライブさせる事で世の中に多様なインパクトを与えられると信じられますか?」
と言うように、回答者に対して業界用語で質問することは避けた方が無難です。想定する回答者にとって文意を掴みやすい設問を心がけましょう。
1つの質問項目では1つしか質問しない
「当社のサービスの値段と内容には満足していますか?」
と言うような一つの質問項目で複数のことを聞くことは避けましょう。回答者がどのことについて答えているのか集計できなくなってしまいます。
重複した項目を作らない
同じことを聞いている質問を言い回しを変えて複数回設定してしまうことは設問作成の際にやってしまいがちです。質問一つ一つが一体何を質問しているかを意識した見直しを行い、被りをなくしましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
アンケート調査は設問次第で得られるデータが変わってしまいます。なるべく有用なデータが得られるように考えてアンケート内容を決めたいきたいものです。
また大規模なアンケートを実施する際には集計作業は大変な労力を伴います。
データの分析に注力するためにもぜひアンケートデータの入力の際は専門の代行業者をご利用ください。