アンケートを作成する際は、回答率を上げるためにも「EFO」を意識する必要があります。EFOは、Webページの改善等にも使われる考えであり、簡単な工夫で回答率が一気に上昇する可能性もあるのでぜひ概念を覚えておきましょう。
今回は、EFOの概要や、実際の対策方法などをご紹介していきます。
目次
アンケート回答率上昇にかかわる「EFO」とは?
EFOとは、「Entry Form Optimization」と呼ばれる考え方です。主に、「エントリーフォーム形式でユーザーに回答を行ってもらう際、最適化してユーザビリティを上げるような対策」を指します。
せっかくWebページにエントリーフォームを用意したり、アンケートを配布したりしても、回答率が低ければ情報が十分に集まりません。また、エントリーフォーム等が購入といったプロセスにかかわるものであった場合、回答しにくいと離脱につながる恐れまであります。
こういった状況を防ぐために、「EFO」が存在します。EFOによって、エントリーフォームやアンケート項目を最適化することで、最大限の配布効果を得ることが可能です。
実際のEFO対策の方法とは?
ここからは、実際のEFO対策の方法をご紹介していきます。
入力項目を減らす
- 下にまで項目が続いている
- ページが複数枚ある
といった性質のエントリーフォーム・アンケートは、回答率が低くなります。時間を取って回答しようとする人は多くありません。
そこで、短い時間でもなるべく全部回答できるように、まずは余計な入力項目を減らしてみてください。回答項目ごとに、優先順位を付けて低いものを除外することで、自然とアンケートの項目数は最適化されるはずです。
分かりやすいデザインにする
分かりやすいエントリーフォーム・アンケートデザインにすることも重要です。
デザインについては、
- 回答対象者に適したフォントデザイン・サイズにする
- 回答項目ごとに間隔を空ける
といった点を意識しながら、余計な装飾を入れないようにするのが重要です。エントリーフォーム・アンケートにおいて、デザインの独自性はあまり必要ありません。
上記のような点を意識すると、たとえばエクセルで集計を行う場合でも見やすいのでスムーズに集計・分析が可能です。
また、
- エラー個所を強調して原因を表示できるようにする
- 住所や選択肢の自動入力機能を利用する
- 入力事例を表示する
といったことも、デザイン面を改善するために必要です。
定期的に分析して改善を行う
EFOで回答率を上げるためには、エントリーフォーム・アンケートごとの分析が必要です。ターゲットユーザーの性質や項目内容といった要因で回答率は変動するので、実際に回答率や回答結果などを見ながら分析をしないと効果が出ません。
- どこで回答が止まっているのか
- どの時間帯に回答をしているのか
といった項目を分析して改善点を考えると、回答率を継続して上昇させることが可能です。
まとめ
今回は、EFOの概要や、実際の対策方法などをご紹介してきました。
EFOを意識してエントリーフォーム・アンケートを改善することで、回答率が上昇します。施策を行う際は回答項目を絞ったりして、回答状況を定期的に確認してみてください。
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