アンケートの作り方にはコツがある! 失敗しないアンケートとは

2019/05/02

皆さんはアンケートって受けたことありますか?

街頭アンケートでも内閣の支持率電話調査でも何でもいいです。基本的に受けたアンケートが良い質問を設定していたかなんて、大体の人は覚えていませんよね。でも過去にあなたが受けたアンケートには、あなたが答えやすいように先人たちによって考え抜かれた様々なテクニックが使われていたのです。

 

 

アンケートのコツとは。アンケートの失敗って?

本記事のタイトルにある、失敗しないアンケート。

アンケートにおける失敗ってなんだと思いますか?

そう、そもそもアンケートに答えて貰えないことです。

だから大体のアンケートは簡単な質問から始めます。今度機会があったらアンケート用紙を見てください。最初は選択肢からどれか選ぶ形になっていて、後半になるにつれ自由に記述する欄が散見されてくるはずです。アンケートも半ばまで答えてしまったらもうアンケートに答える心構えになってしまっているので、記述式の問題でも投げ出さずにやってしまうんですね。

次に注目して欲しいのが、選択肢を選ぶ質問の最後尾にある「わからない」や「その他」という項目です。 実はそれもアンケートを最後まで答えて頂くための工夫なのです。

問題1:あなたの好きな色は次のうちどれですか?

1.しろ 2.くろ 3.みどり

選択肢の中に自分の欲しい答えがない問題ってありますよね。白と黒の間の…え〜っと、グレイ?  でもないから〜〜どっちかっていうと黒!!

そうやって思い悩んでしまうと人間はストレスを感じてしまうんです。アンケートを投げ出したくなります。それに私は嘘をついてしまいました。本当は灰色が好きなんです。でも選択肢にないから黒にしてしまいました。これでは本当に好きな色が分かりませんよね? アンケートは失敗です。

このようなことを避けるためにも「その他」「わからない」が必要なのです。

さて皆さん、アンケートとはなるべく皆さんのストレスにならないように作られているという点、お気づきなさいましたでしょうか?

でもだったら書くのがめんどくさい記述式の自由回答問題なんてないほうが良いアンケートだと思いませんか?

確かに最後までアンケートをやってもらうためには簡単な方が良いんです。しかし、アンケートの結果として得られるデータが信頼の置けないものであったら、そもそもアンケートを実施する意味がないですよね。

だからこうします。

問題1:あなたの好きな色は次のうちどれですか?

1.しろ 2.くろ 3.みどり 4:その他(   )

はい、どうでしょう。これで完璧ですね。あとはアンケートの最後に

「その他、ご意見、ご感想があればお書き下さい」

なんて書いても良いですよね。自分の想定しなかった抜け漏れを回答者が教えてくれるかもしれません。

そう、自由解答欄はアンケートにおける必殺技なのです。

アンケートを受けていて自由解答欄が出てきたら、アンケートを作った人はそれまでの質問で、すっかりあなたがアンケートを答える気持ちになってくれているだろう、と確信してそれを繰り出してきているという訳です。

過去にアンケートの自由解答欄にウッカリ自分の意見を書き込んでしまった覚えのある方は、アンケート作成者にすっかりノセられてしまったわけですね。

その他にもコツとしては

・アンケートの回答時間の目安を書く(回答時間は3分ほどです)

・アンケートの回答結果を他の目的に使わないことを明記する。

・選択肢で数値化出来るものは出来るだけ数値で書く。

などなど沢山あるんですが、キリがないので一旦切ります。

 

 

 

もうひとつの失敗ポイント

ところで、『失敗しないアンケート』

アンケートにおける失敗って実はもう一つあるんです。それは、

『苦労して得たアンケート結果が間違っている』

です。

”あなたはいままでに何人の異性と付き合ってきましたか?”

この質問の答えは、統計を取ると男女で明確な差が出ることで知られています。

選択肢は

0人/1人/3人/4人/5人/6人7人…その他(  人)

とします。

この問題、男性は5人以上に、女性は3人未満に答えが集中したそうです。

もちろん年齢によって人数に差は出ますが大体の年齢において変わることなくこの比率でした。不思議ですね。

この回答の偏りにはアンケート調査バイアスというものが影響していると考えられています。

”環境保護は企業が取り組むべき重要な使命だと思いませんか?”

”あなたは自分の子供に毎晩何時間本を読み聞かせていますか?”

社会的に望ましいことについて、回答者は良いように答えたり、誇張したりする可能性が高いです。女性は男性と比較して、社会通念として、あまり付き合った人数が多いことを望まれません。

対照的に男性は、付き合った異性が多いことによる社会的圧力を受けません。むしろある程度多い方がモテる男として賞賛されます。

しかし、生涯未婚率が女性10%、男性20%(概算)なことから考えると、一部の男性が何人もの女性と付き合っては別れを繰り返えしていることになるので、この男性の5人以上という回答の偏りには多分に見栄が含まれています。

女性が社会的望ましさから3人としたように、男性は見栄から5人以上と答えたのです。

このようなバイアスからアンケートは逃れることはできません。完全に公平、公正、中立なアンケートを作ることは至難の技でしょう。だからこそアンケートの作り方、その結果の読み方はとっても面白いのです。あるアンケートから全く意図していなかった、全然関係ないけど興味深い統計が見つかることもあります。

アンケートを作る際、アンケートを受ける際、それを新しい視点を持って面白がれることが、アンケートを失敗しない一番のコツではないか?

としてこの記事を締めたいと思います。

しかし、データ入力だけは作業になってしまって辛いので、ぜひ代行サービスをご利用下さい(宣伝)。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。