「去年度は確定申告書が大きい郵便で郵送されてきたのに、今年は届かない」という経験をしたことがありませんか?確定申告書が自動で届かなくなったのには、いくつか原因が考えられます。
今回は確定申告書が送付されてこなかったことに疑問を感じた方向けに、届かない原因をご紹介していきます。
e-taxを利用すると自動で書類が届かなくなる!原因を解説
ここから確定申告書が郵送で届かなくなった原因をご紹介していきます。
すでにe-taxを利用している
「e-tax」はインターネット上で税申告を完結できる便利なシステムです。コロナウイルス感染が拡大する中、政府も利用を推進して安全対策を取っています。
ただしe-taxを利用すると、次年度以降は自動で確定申告書が届かなくなります。e-taxでは画面上で必要な情報を入力できるので紙の書類は必要ないかもしれません。しかし
- 手元で一度紙に書き起こして書類を作成したい
- 下書きとして書類を活用したい
という方にとっては不便です。
公式サイトから書類をダウンロードするといった対策を行う必要があります。
確定申告用紙において、次年度以降は不要の欄にチェックを入れた場合
確定申告用紙には、「次年度以降確定申告用紙を送付するかしないか」を決められる欄があります。必要内にチェックを入れた場合次年度以降は確定申告用紙が届きません。
チェックを入れたのを忘れている可能性もあると思うので、過去の書類内容をチェックしてみると安心です。ちなみに紙書類で申告したい場合は、役所へ取りにいくか手元に資料をプリントして作成するといった手段を取る必要があります。
無料相談会場で申告を行っている
各役所では対象者向けに「無料相談会場」を設けて申告のサポートを行っています。
無料相談会場でアドバイスを行いながら申告を行った場合、申告書は届かなくなります。その代わり「確定申告のお知らせ」というはがきが郵送されるようになるのでチェックしましょう。
ちなみに確定申告のお知らせは確定申告書が届かなくても必ず届きます。
記帳代行後のデータを紙に書き写すのは面倒くさい!e-taxを活用しよう
あなたがもし今確定申告の元になるデータを記帳代行している、あるいはすでに依頼済みで記帳を外注している場合、紙に書き写して申告を行うのは面倒です。資源節約の観点からも好ましくありません。
しかし「e-tax」を活用すれば、データ化された記帳代行のデータを簡単に入力してスピーディーに申告が可能です。内容チェックに時間を掛けられるようになる分、申告の精度も上がるはずです。
ぜひ記帳代行の外注とe-taxを活用して無駄なく確定申告を済ませましょう。
まとめ
今回は確定申告書が届かない原因をご紹介してきました。
確定申告書が届かない場合はすでにe-tax申告を行っている、不要にチェックを入れているといった原因が考えられます。もし届かなくても役所へ取りに行ったりプリントアウトすれば大丈夫なので焦らないでください。
また記帳代行を外注した際はe-taxしたほうが楽です。