- 単式簿記形式で記載する
- 複式簿記形式で記載する
目次
財務状況を細かく管理できる!複式簿記のメリットとは
複式簿記とは「何をどう支払ったか、また何をどうやってもらったかなどを詳細に記録していく手法」です。 単式簿記の場合、記載するのは「電気代を1万円支払った」というように取引の内容、そして金額くらいです。しかし具体的にどんな手段でいつ支払ったのかまでは分かりません。 しかし複式簿記の場合は、「4月22日に電気代1万円を、現金で支払った」というように取引が発生した日にちやお金の支払い・獲得方法などまで細かく記載を行っていくのがポイントです。 単式簿記でお金のやり取りを記載するとその場でどのくらいお金が増えたあるいは減ったのかは分かりますが、現状からどのくらい全体のお金が増えたのか、あるいは減ったのかというのは詳しく把握できません。会社の財政を把握して経営判断を行うためには、お金の流れが時系列で分かる複式簿記のほうが有利です。 また青色申告の税金控除を受ける場合も、複式簿記が必要になります。控除を受けるために提出する必要がある「貸借対照表(バランスシート)」では、複式簿記を基にそれぞれの項目に内容を記載していくからです。借方と貸方を理解しよう!複式簿記を理解するためのポイント
ここからは複式簿記を理解するためのポイントを解説していきます。仕訳を行う必要がある
複式簿記では毎日の取引を帳簿へ記録する仕訳を行う必要があります。 たとえば「製品の製造に必要な資材を10万円で購入した」とします。その際は- 仕入れに10万円掛かった
- 10万円が会社のお金から減った
借方と貸方で仕訳する
仕訳を行う際は、「借方」と「貸方」、2つの違いを理解しておく必要があります。 借方と貸方については、残念ながら深い意味付けを行った理解が難しいです。ただ借方は帳簿で左側、貸方は右側に記載します。「借は「かり」だから、「ひだり」の「り」と末尾が同じだ!」といった感じで意味付けしておくとよいでしょう。勘定科目も覚えておく
複式簿記には勘定科目の理解が必須です。 勘定科目は大きく分けて5つのジャンルに分かれ、そこにそれぞれの項目が割り振られています。まずはジャンルの内容から覚えて理解につなげましょう。- 資産
- 負債
- 純資産
- 収益
- 費用