勘定科目の雑収入って何?雑所得との違いも理解して記帳代行を依頼しよう

2021/03/19

勘定科目には、一部理解しにくい項目があります。理解できていないといざ記帳を行う際に混乱してしまうので事前に理解しておきましょう。

理解しにくい科目の1つが「雑収入」です。本業に関係しながらも副産物的に発生する雑収入は、事例も交えながら理解をしていくと楽になります。

今回は雑収入の意味がよく分からない経理関係者向けに、雑収入の概要や混乱しがちな雑所得との違いなどを解説していきます。

事業収入から派生する!雑収入とは

雑収入とは本業を営んでいる際に派生して発生した収入を指します。

本業で収益を得ていると、自然に営業活動外からも収益を獲得する場面が増えていきます。

  • 商品販売の際に発生した空き箱などを売却した
  • 大量に商品を取引した結果割り戻しを受けた
  • 貸付金から利子を獲得した
  • 開業の祝い金を受け取った

上記のケースは本業を行っていたからこそ獲得できた利益ですが、本業には直接関係ありません。副産物的に獲得した利益と言えます。

こういった利益は本業の収入と区別して雑収入として扱われます。雑にはいろいろな、という意味合いがありますから、「本業を行う中で発生したいろいろな収益」と覚えておくとよいでしょう。

本業とはまったく関係ない部分で得た所得!雑所得と雑収入の違いとは

雑収入は名前が似ていることから、よく「雑所得」と間違われて使われます。しかし両社は性質がまったく異なるので、混乱して使わないように気を付けましょう。

雑所得とは簡単に言うと「本業とはまったく関係のない部分から得た所得」を指します。本業から派生して発生する雑収入とは対照的です。

所得には

  • 利子所得
  • 配当所得
  • 不動産所得

などの合計10種類がありますが、明確に区分が分かれている9種類の所得に該当しない所得はすべて雑所得として扱われるのがポイントです。

たとえば

  • 副業としてライティングをしており、報酬を獲得している
  • インターネットでせどりを行い利益を得ている
  • FXで成功して利益を獲得した

こういったケースは本業とはまったく関係ない部分で所得を得ていることになります。ですから雑収入ではなく雑所得に区分されるべきです。

雑所得で気を付けたいのは、独立して個人事業主になる場合です。雑所得として扱われていた副業の利益が本業化する場合、事業収入として計算する必要があります。期中(1月1日~12月31日)に独立すると副業で得ていた利益が雑所得である期間と、事業収入になる期間が分かれるので別々に計算する必要があります。

まとめ

今回は雑収入と雑所得の違いを解説してきました。

雑収入は本業をきっかけに得た利益、雑所得は本業とはまったく関係ない部分から得た利益です。両者を混同しないように理解していきましょう。

また記帳代行を依頼する際も雑収入と雑所得を分けて理解しておくと依頼がスムーズです。ぜひ他の勘定科目も理解して記帳代行を依頼してみてください。