個人事業主でも記帳は必要!記帳代行業者へ委託して楽をしよう

2021/03/10
個人事業主として事業を始めたばかりの場合、「お金周りの管理が面倒」と思われる場合も多いでしょう。しかしお金を基に経営状態を管理しておくのは事業上必要なことですし、記帳業務は義務化されているのでおろそかにはできません。 記帳業務の負担を減らしたい場合は、記帳代行業者への委託を検討してみましょう。 今回は記帳業務に負担が掛かっていると感じている個人事業主向けに、記帳代行業者に委託を掛けるメリットをご紹介していきます。

2014年に改正!白色申告でも青色申告でも記帳が義務化された

2013年度までは、白色申告の作成は青色申告の作成よりもずっと楽でした。記帳や帳簿保存などの作業が必要なかったからです。 しかし2014年状況は一変しました。法律が改正されすべての白色申告者に対して記帳や帳簿保存などが義務化されたのです。青色申告より作業負担が少ないのは相変わらず変わりませんが、個人事業主は絶対に記帳業務を行わなければならなくなった点に課題を感じている方もいらっしゃるでしょう。 青色申告を選んで税控除などのメリットを受けようとする場合は、白色申告よりさらに負担が掛かります。個人事業主としては白色申告と青色申告双方のメリット・デメリットを天秤にかけ、メリットの大きいほうを選んだ上でスムーズな記帳を行う必要があります。

記帳代行業者に個人事業主が記帳を委託するメリット

個人事業主が記帳代行業者に記帳を委託すると、次のようなメリットがあります。

採用コストより安く済む

経理担当者を個人事業主が雇うのは難しいです。採用サービスの選定から人員の決定までに時間が掛かりますし、採用コストも発生します。 しかし記帳代行業者へ委託を行った場合、費用は掛かりますが採用コストより安く済みます。また「単発的に依頼を掛けたい」といった希望にも沿って仕事をしてくれるので、長期間担当者を採用して人件費を払うよりもコスト管理がしやすいのもメリットです。

経営状態の分析に時間を掛けられる

記帳作業はただ確定申告を行い税を納めるためだけに行うわけではありません。自分の経営状態を可視化して分析し、改善点がないか考える作業にも活用可能です。しかし記帳に時間が掛かっていると分析などに時間を割けない可能性があります。 記帳代行業者に委託を行えば、必要なデータを渡すだけで可視化されたデータが返ってきます。データを基に分析を行う作業に時間を使えるようになるのがメリットです。

本来の作業に集中できる

個人事業主の業種形態はさまざまですが、「記帳業務ではなく本来の業務に集中したい」という思いは同じです。経営規模を拡大させるためにも記帳業務に掛かる負担を削減しておく必要があります。 必要なときに記帳代行業者に委託すれば、個人事業主は本来の作業に集中できるようになります。

まとめ

今回は記帳代行業者に委託を掛けるメリットをご紹介してきました。 記帳代行業者に依頼を掛ければ、青色申告も楽に提出できるようになります。また経営状態の分析などに時間を掛けられるといったメリットも受けられます。 ぜひ記帳代行業者に委託して本来の業務に集中してみてください。