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若者の◯◯離れ”という言葉はたくさんありますが、最近では“新品離れ”が進行しているそうです。ある大学の意識調査によると商品を購入する際に「新品であることが重要」と回答した人は全体の3割以下だったのだそうです。この背景には、ラクマやメルカリなど簡単にスマホで不要品を売り買いできるフリマアプリの存在が大きいようです。
今やアマゾンなどネットでモノを買うのは当たり前。若い人も実店舗ではなくネットを通じて中古品を売る時代です。
しかし、ネットでモノを買うのは簡単でも、中古品を売るのは未経験者には少々敷居が高く感じてしまいますよね? そもそも要らなくなったモノに、一体いくらの値段を付ければいいのでしょうか? 今回の記事ではフリマアプリに出品する際の、上手な値段の付け方のコツを紹介いたします。
まずは相場を調べる
まずはその品物がネット上ではどれくらいの値段で取引されているか、その相場を知らないことには値付けができません。相場を知るために一番簡単なのは、アマゾンやフリマアプリなどで売りたいものの名前で検索を掛けることです。
できれば色々なサイトで検索を掛けたいところですが、まずは手始めに売ろうとしているフリマサービスの検索窓で検索を掛けてみましょう。中古品をネット通販で買う人は、買う際に複数サイトで値段を比較検討して買う慎重な人ばかりではないのですから、サービス内の相場を調べるだけでも十分に価値はあります。
端数効果を利用する
スーパーなどでよく「¥398」など半端な値段で売られているモノをよく見かけませんか? これはお店が「
端数効果」を狙っているからです。
端数効果とは、
「98円」などの端数の値段を見ると、安くてお得だと思ってしまう心理のことです。同じ商品でも価格が1000円のモノと999円のモノでは、たった1円の差であっても999円のモノの方が断然安く感じてしまいますよね。
さらに端数効果を狙うことには売る側にも買う側にもメリットがある場合があります。
例えばメルカリでは、1000円でモノを売っても999円でモノを売っても手数料を引かれた売り上げは900円になります。これはメルカリの手数料が10%と、販売価格に対する比率で決まっていることに起因しています。
値付けが1000円の場合
【出品額】1,000円
【手数料】1,000円 × 10% = 100円
【売上額】1,000円 – 100円 = 900円
値付けが999円の場合
【出品額】999円
【手数料】999円 × 10% = 99円
【売上額】999円 – 99円 = 900円
このように、出品者が損をすることはないので、積極的に端数効果を狙っていきましょう。
出回っていない商品の価格設定
相場を調べても商品があまりヒットしない場合は、思い切ってちょっと高めに設定してみましょう。参考にする例が少ないと、本当にその値段でいいのか不安になってしまいますが、これは品薄であるということなので、高く売るチャンスです。
守るべきルールは一つだけ。それは
「定価よりは安く買えるようにする」ということです。
ただし、骨董品など定価があってないようなモノは、ひょっとして物凄い価値のある可能性があるので、十分に調べてから出品するようにしたいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。この記事ではフリマサイトで適切な値段をつけるためのコツについて紹介させていただきました。
ここにあるコツはちょっとした基礎的なモノですが、やるのとやらないのでは大きく結果が変わってきます。全ての出品に当てはまるわけではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
また、大量の出品をなさる際に相場を知りたい場合などには、ぜひ専門の代行サービスにご依頼下さい。