EC(ネット販売)担当者必須!?価格調査を含むフレームワークについて解説

2022/10/17

EC担当者(ネット販売担当者)には、フレームワークの活用も求められます。施策立案や分析などへフレームワークを活用することで、イメージ共有や課題解決などが簡単になるのがポイントです。

価格調査にもさまざまなフレームワークが用意されており、確実な価格設定に役立ちます。そこで今回はEC(ネット販売)におけるフレームワークを簡単に解説していきます。

価格調査にもかかわる!ECにおけるフレームワークとは

フレームワークとは「ビジネスフレームワーク」とも呼ばれ、マーケティングで思考を行う際の枠組みとなります。

フレームワークのモデルに思考を当てはめてメンバーと共有することで、施策を設定する時間を効率化しながら確実にイメージを共有可能です。また分析の時間が削減され、効率が上がる点もメリットです。

ECにおいてもさまざまなフレームワークがあり、消費者の購入段階や価格にかかわる心理等を可視化・計測することでEC成長の基点にすることが可能になっています。

おすすめのフレームワーク!価格調査にはPSM分析がおすすめ

ここからはおすすめのフレームワークをご紹介していきます。

SWOT分析

SWOTという言葉の語源は、

  • 自社の強み
  • 自社の弱み
  • 販売等の機会
  • 外部の戦略における脅威

という4つの単語を英語にした際の各頭文字です。

自社を起点としてどんな事業を行っていけばよいかなどを判断する際に使われます。SWが内部環境、OTが外部環境を可視化するため内部・外部における項目を組み合わせてマーケティング戦略を考えられます。

4P分析

4Pは

  • 製品
  • 価格
  • 流通
  • 販売促進

の4つのP(英語にした場合にすべて頭にPが付く)を略した言葉です。

4つのPを各軸に設定して比較できるようにしてグラフ化することで、課題分析などへ役立てられます。

マーケティング戦略を立案する際に、問題が発生していないかなどを判断するために必要です。

PSM分析

PSMは「価格感度メーター」の略称です。価格調査に強くかかわっているフレームワークです。

  • 上限価格:これ以上高いと買いたくないと思う価格
  • 妥協価格:消費者が納得できる購入価格
  • 理想価格:消費者が最も納得できる価格
  • 下限価格:安過ぎてブランド・信頼性を疑ってしまうという価格

などをユーザーから収集して、許容可能価格帯(市場で受け入れられる商品価格の幅)を把握していくのがポイントになっています。

PSM分析を行う際は、基本となるデータを収集するためにアンケートを行うケースが多いです。

まとめ

今回はEC(ネット販売)における価格調査などに関係するフレームワークをご紹介してきました。

PSM分析などを活用することで、適切なマーケティング・事業戦略を立案してEC運営(ネットショップ運営)を軌道へ乗せられます。自社に必要なフレームワークを学習して活用できるように、デモンストレーションなどを行いスキルを強化できるとよいでしょう。

ぜひフレームワークを価格調査等の参考にしてみてください。