Webサイトから価格調査に関するデータを人の手で1つ1つ抜き出し、データベース化していくのは途方もない時間が掛かる可能性があります。時間が掛かると価格決めにも影響が出ることから、効率よく終わらせられるかが焦点になってくるでしょう。
スピーディーに価格調査を終わらせたい方へおすすめなのが「スクレイピングツール」です。ただしデメリットもあるので、ケースによっては価格調査を外注する方法も検討していきましょう。
今回はスクレイピングツールとは何か、そしてメリットやデメリットを解説していきます。
価格調査に関する情報を根こそぎ取り出せる!スクレイピングツールとは
スクレイピングツールはWebスクレイピングツールとも呼ばれます。「Web上から必要な情報を抽出してデータベース化、分析といった作業に使えるようにするためのツールの総称」です。
スクレイピングツールを使うと次のようなメリットがあります。
- Web上から必要な情報だけを抜き出して抽出できる
- 1からスクレイピングのプログラムを組む必要がない
- 直感的に使えるツールを選べば、初心者でもスクレイピングが簡単
人の手でWebサイトを確認して情報を見つけて、1つ1つ「HTML」といったソースコードを開いてから該当部分を探すのには時間が掛かります。しかしスクレイピングツールに条件を指定しておけば、Webページ内から必要な情報のみを自動で抜き出してユーザーへ提示してくれるのがメリットです。
またスクレイピングツールは自作が可能ですが、当然ながら高いスキルが必要になります。ツールを使えばすぐにスクレイピングを開始できます。
さらにドラッグ&ドロップでデータの範囲を決めるといった直感的な操作ができるツールも存在しており、スクレイピング初心者が手軽に操作ができるようになっているのもポイントです。
規約で使用が禁止されている可能性も!スクレイピングツールのデメリット
スクレイピングツールにはデメリットもあります。
- 利用を禁止しているWebサイトもある
- Webサイト内容が更新されてしまうと上手く抜き出せない可能性がある
- 法律を順守する必要がある
まずスクレイピングツールの利用を禁止しているWebサイトもあります。理由の1つがサイトへの負担です。スクレイピングツールではWebサイト内をプログラムで回遊するため、ユーザーが閲覧しているときのように負荷が掛かります。最悪の場合スクレイピングツールによってサイトが停止してしまうかもしれません。
またWebサイト構造が更新されると抜き出しが失敗する可能性もあります。構造の更新が頻繁なサイトだとスクレイピングツールを使っても作業効率化が難しいかもしれません。
さらにツールの利用を間違えると法律に抵触する可能性もあります。どのような行為がいけないのかも理解しながら適切なスクレイピングツールを選びましょう。
まとめ
今回はスクレイピングツールの概要やメリット・デメリットを解説してきました。
スクレイピングツールを使うのが心配な方は、価格調査の外注がおすすめです。適切な対応でスタッフが価格調査作業を代行してくれます。弊社でも100%日本人スタッフで価格調査代行を行っているので、興味のある方はぜひ外注に関してお問い合わせください。