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韓国語と日本語の敬語の違い
たとえば朝出勤するときに『リビングで母親がテレビを観ていたこと』を韓国語で第三者に伝えたい場合、 「母がテレビを観ていらっしゃった」 というように尊敬語で言うのです。日本語では身内のことを話すときに敬語は適用しませんよね。韓国語は身内か、身内でないかは関係なく、目上かどうかで敬語が適用されるわけです。この違いは会社での電話対応にも見られました。 「〇〇は不在しております。おって折り返し連絡させます」 のように取引先と話す際など、日本では会社組織の身内にも敬語は適用されません。これは韓国では儒教に由来する『長幼の序』が重んじられるのに対して、日本では『所属する組織の代表としての自分』が重視されているからではないでしょうか。
名刺に表れる国民性
ハリウッド映画に日本のサラリーマンが出てくる際、お辞儀や名刺交換を奇妙な風習として描いているシーンがよくあります。 アメリカの、少なくともハリウッドの映画人には私たちのビジネス慣習が奇異に映るのでしょう。では彼らの行うスタンダードな名刺マナーとはどのようなものなのでしょうか?アメリカのビジネスカード
私たちは対面した際に最初に名刺を交換するのに対して、アメリカでは特に名刺を交換するタイミングは決まっていないようです。 私たちが名刺の受け渡しがちゃんと出来るかでその人物の力量を測るように、アメリカではスモールトークでその人を測るようです。 まず握手からの当たり障りのない会話でお互いの情報開示をしてからビジネスに入るわけですね。そして話の流れで「連絡先を知りたい」 ということで名刺交換に入るわけです。 アメリカ人にしてみたら、特に話をしてもいないのに最初に名刺交換をするなんて、ニホンのサラリーマンは何を考えているのだろう? となるわけです。日本で名刺交換を最初にするわけ
しかしながら私たちはビジネス上、初対面の場合には必ず名刺交換から入ります。なぜでしょうか。 冒頭の韓国の例にもあるように、私たち日本人は『組織の代表』としてビジネスの場に立っているわけですから、私たち日本人が名刺交換を最初にするのは、お互いの所属する組織同士の関係を開示して組織人としての位置関係を確認することによって、以後の話し合いを円滑にしよう。という働きがあるのではないでしょうか。 そのように考えるなら、欧米の名刺には所属や役職が記載されていないことも多いのに対し、日本ではほぼ必須項目になっていることも説明できるような気がします。