なぜ?データ入力を業者に依頼したときに価格が違う理由

2019/05/27
作文や記述式アンケートなど紙原稿に書かれた文章を、テキストデータ化するのがデータ入力ですが、とても量が多いときは業者に依頼したほうが効率的です。しかし、いざ業者に依頼しようとして料金を比較してみたときに、業者によって料金が大きく違うことに気づくでしょう。場合によっては倍近く違うときもあります。「こんなに安いのは逆にあやしい」「この業者は高すぎておかしい」など不信に思うかもしれません。そこで今回は、データ入力を代行業者に依頼する場合、料金が安い業者と高い業者の違いについて、いくつか理由をご説明したいと思います。    

海外で作業している

作業料金が安い理由として、一つは海外で作業をしている場合があります。海外で作業しているのであれば、人件費をおさえることができますので、その分料金を下げることができるでしょう。しかし、一概には言えませんが、海外で作業をすることによってクオリティやセキュリティー面に影響を及ぼす可能性もあるかもしれませんので、海外で作業を行なっている業者に依頼するときはその可能性を考慮したほうがいいでしょう。    

テキスト化したデータの違い

料金が違う理由として、テキスト化したデータの質の違いも考えられます。データ入力の料金の計算方法は、1文字〇〇円と文字数で決まる業者がほとんどです。したがって文字数が少なくなればなるほど料金はやすくなります。逆に文字数が多くなれば料金も高くなるでしょう。したがって紙媒体に書かれた文字を一言一句漏らさずテキストデータ化することが一番料金が高くなります。文字を全て書き起こす理由がある場合は仕方ありませんが、そうでなく、内容さえ分かればいいという場合は、内容が理解できる必要最低限の文字数でデータ化したほうがいいでしょう。 したがって、内容がわかる範囲で文字数を減らした書き起こしかたをしている業者であれば、料金が安いのは不自然ではなく、当然であると言えるでしょう。        

対応できる文字の違い

料金が安い場合の理由として、対応できる文字が違う可能性も考えられます。テキストをデータ化する場合、もっとも労力を必要とするのはタイピングですが、同じくらい労力を使う作業として文章の理解力があります。特に手書き文字のテキスト化の場合、人によっては書いた文字があまり綺麗ではなく、読み取りにくい場合や、メモ書きなど走り書きで内容がわからない場合もあります。 このうように内容がわかりにくい、手書きの原稿をデータ化するときは費用が高くなりやすく、安く金額を設定している業者の中には、手書き原稿には対応できない場合もあります。    

納期に余裕がある

業者にデータ入力を依頼した場合、納期を短くすれば料金は高額になりますし、納期に余裕を持たすことができれば料金は安くなります。基本料金を安く設定している業者の中には、納期を通常より長く設定している場合があります。 基本料金が安い業者でも納期が間に合わなければ意味がありませんので、表示されている金額でどの程度の納期まで対応してくれるか、事前に確認する必要があるでしょう。料金を安くするためには納期に余裕を持ち、料金を安く設定している業者を探してみることも必要です。    

まとめ

今回は、データ入力を業者に依頼した場合に、料金設定が業者によって違う理由をいくつかご紹介しました。料金が高い業者と安い業者があるのはどの業界でも当たり前のことですが、データ入力の場合には、作業する場所、データ入力の仕方、手書き文字への対応の有無、納期までの長さが主な要因になるでしょう。 基本料金が、安い業者と高い業者にはそれなりに理由があることがお分かりいただけたと思いますので、依頼する業者を探すときは料金だけでなく、その理由も考えて業者を選びましょう。