こんなにあるの? アンケート調査の種類 その2

2019/10/20
アンケートはその集計方法から大きく分けて定量調査定性調査の二つに大別されます。前回は定量調査についての特集でしたので、今回はこの二つのうち定性調査についてご紹介していきます。 前回の記事について興味を持たれた方は下記のLinkよりご覧ください。 https://b-outsource.com/?p=3192    

定性調査とは

定性調査は、対象者の意見を直接本人に聞きたいときなどに行われる調査方法です。数量で表現できない顧客個人個人の感想を得るために実施されることが多いです。あらかじめ用意した質問の答えを集計する定量調査と比べた場合、こちらの想定していなかった着眼点に気づかされる点がメリットと言えます。

インタビュー調査

インタビュー調査は調査員と調査対象者がインタビュー形式で行うアンケート手法となります。1対1で行うものをパーソナルインタビュー、複数人でおこなうものをグループインタビューと呼んで分けて考えることもあります。 どちらも回答者の反応を見ながら話を聞けるので、深い意見や詳しい情報、繊細な話題などを聞くことができます。 グループインタビューは参加者同士の相互作用を期待できる反面、他人の目が多いので、人前で話しづらいテーマなどについては素直な回答を得づらいでしょう。        

行動観察調査

行動観察調査は対象者の行動を実際に観察しながら行う調査です。対象者の生活を観察する生活行動観察や、店頭での購買行動を観察する購買行動観察があります。 行動観察の最大のメリットは、実際に観察することにより正確な事実情報を観察できることです。 私たちが普段使っている「アンケート」という言葉から外れているようにも思えますが、行動観察調査もアンケートの調査方法の一つに数えられます。 あまり私たちと縁のない調査手法にも思えますが、ウェブサイトの広告などでは私達の閲覧履歴を元に広告内容を変える行動ターゲティング広告にこの行動観察調査の手法が使われています。 ビッグデータなどがリアルタイムでの私達個人ごとの行動観察調査を容易にし、一人一人に最適化されたサービスを提供してくれる方向にこれから進んでいくんでしょうね。  

おわりに

いかがでしたでしょうか。 定性調査も種類が色々ですね。深く細かく意見を聞けるけれども全体の集計を取りにくい定性調査。 しかしテクノロジーが定性調査を集計し定量調査に変えてくれる時代になってきていますよね。これからは定性も定量も区別なく集めた大量のデータをどういう基準で切り分けるのかだけがアンケートのポイントになってきそうですね! そして集まった大量のデータはぜひ、アンケート入力代行業者にお任せください。