テープ起こしのやり方〜整分、要約とは?

2019/05/20

テープ起こしのにはいくつかのやり方があるのはみなさんご存知かと思います。業者にテープ起こしを依頼するときは、ただ依頼するだけではなく、依頼して納品された原稿をどのようなことに使用するのかを考え、使用目的に応じてやり方を指定しなければいけません。したがって、テープ起こしのやり方について基本的な知識がないといけいないでしょう。そこで今回は、テープ起こしのやり方のうち、「整分」と「要約」について説明したいと思います。「ケバ取り」と「素起こし」については別記事にてご紹介してますので、こちらをご覧ください。

テープ起こしのやり方~ケバ取り、素起こしとは?

 

 

 

整文とは?

整文の使用目的

まずは整文について説明したいと思います。整文とは、別記事にて紹介しましたケバ取りされた文章がもとになります。ケバ取りされた文章は「あー」や「えー」などの間を埋めるための話し言葉や、特に意味のない言葉を省いて文字起こししますが、整文はさらに余分な言葉を省いた文章の語尾を揃えて、全体的に統一された文章にすることを言います。この整文を使用する原稿の主な用途は、書籍化や論文の発表など、広く多くの人に読んでもらうことを目的とした原稿に使用することが多いでしょう。

 

 

 

 

整文の基本的なやり方

整文の主なやり方としては、まずは基本となる文章を作成するために言い間違いや、意味のない語句や文章、重複して使用してしまっている語句を削除します。次に、語尾を「〜です」「〜ます」調に統一したり、「〜だ」「〜である」などの言い切りの形に変換します。さらに文法の間違いだったり倒置の間違いも修正し、誰が読んでもわかりやすい文章にすることができれば完成です。

インタビューや対談系式の録音テープの場合は、会話の内容がバラバラなことが多いですが、講演会の録音テープなどはしっかりと作られている文章が多いのであまり修正が必要ないことが多いです。

 

 

 

 

 

要約とは?

要約の使用目的

次に要約について説明します。要約は別名「サマリー」とも呼ばれています。要約とは名前のとおり内容をまとめながら書き起こす方法になります。事前にクライアントから文字数、見出し、段落、具体的なまとめ方など、要約するための細かい内容を指示してもらい、それに沿って書き起こしていきます。

 

 

 

 

要約の基本的なやり方

要約の作業手順は、まずは会話の内容を全て聞き取り確認します。内容を理解したらクライアントから指示された内容に合うように、簡単に文章全体を大まかな見出しや段落に振り分けて文章構成を考えるといいでしょう。事前に文章構成を考えておくことにより、書き起こしがスムーズにいきます。文章構成が決まったら、文字数や書き起こし方の指示どうりに作業していきます。

要約は、会話の内容をしっかりと理解し、会話本来の内容とは違う捉えれられ方をさせることがないように書き起こし、さらにクライアントより指示された文字数、形式にまとめる為、難易度はかなり高く、初心者ではなかなかスムーズに作業できないかもしれません。

要約は、インタビューや会議の録音テープの文字起こしには向いておらず、一人で話している録音テープの書き起こしに向いているでしょう。

 

 

 

 

まとめ

今回は、テープ起こしのやり方である「整文」と「要約」について説明しました。どちらの方法も依頼される数は、「素起こし」や「ケバ取り」に比べると多いものではありませんが、クライアントの使用目的よっては都合のいい書き起こし方になりますので、この二つを要望される方も一定数いるでしょう。依頼される数が少ない分、「素起こし」や「ケバ取り」に比べると難易度が上がり、書き起こすにはテクニックが必要になります。

今回ご説明した「整分」「要約」に加え、「ケバ取り」「素起こし」が主なテープ起こしのやり方になりますので、業者に依頼するときには納品後の使用目的に合った方法を考えて選びましょう。