アンケートデータを整理し集計を行う場合、単にエクセルで数値を計算して結果を出すだけでなく、エクセルのグラフ機能を使って各グラフで数値を可視化することでさまざまなメリットを得られます。プレゼンテーションで有効に活用したり情報を効率よく共有できるようになることで、さらに分析作業が円滑に進むでしょう。
今回はエクセルでアンケートの集計作業を行う際、グラフ機能を活用するメリットなどをご紹介していきます。
目次
エクセルでグラフ機能を活用して集計を行うメリットとは?
アンケート集計において、エクセルのグラフ化機能を活用すべきメリットは次の通りです。
データが一目で分かるようになる
エクセルのグラフ化機能を活用できるようになると、データがすぐ把握できるようになります。
複雑なアンケート集計データであればあるほど、項目が多くて誰がどのくらい商品を購入しているのかが分かりにくくなったり、どの項目が一番大きいのかといった点が把握しづらくなります。グラフを使うことで数値の大きい部分、小さい部分を強調しながらグラフィック化して数値を扱えるようになるので、グラフを見ただけでどこに注目して分析を行うべきなのかが分かりやすくなるでしょう。
用途に応じてさまざまなグラフを使うことができる
グラフにはさまざまな種類が存在します。たとえばデジタル機器ごとの普及率を単純にグラフ化したければ円グラフにするとすぐ割合が分かりますし、商品項目が多く項目ごとの購入割合を知りたいときは棒グラフで項目ごとの比較ができると便利です。
またコンビニ利用において、男女で分布率の差を見ながら全体の平均利用状況を同時に確認したいといった場合は棒グラフ+線グラフで全項目を可視化しながらデータを追うことが可能です。このように用途に応じてグラフの種類を変えて集計を行うことで、エクセル上での集計結果がより確認しやすくなるでしょう。
情報を共有しやすくなる
数値でデータを確認するのが苦手な層と得意な層は分かれています。ということで誰にでも情報が理解しやすくなるように、数値をグラフ化して可視性を向上させるのは重要です。
たとえば
- メンバー間で重要なデータをすぐ共有したい
- プレゼンで経営層にも分かりやすいデータ資料を作成したい
といった場合は、実質的にグラフが必須となってきます。
エクセルの集計作業でグラフを使う際、気を付けるべきポイントとは?
エクセルの集計作業においては、次の点に注意してグラフを活用してみてください。
- 数値傾向などに合わせてグラフを並び替える
- 用途に応じてグラフを使い分ける
- デザイン・目盛などを調整する
まずグラフは対象となる表の上部→下部、左→右といった順番で項目が作成されるため、数値の大小や最初に並べたい項目の順番に合わせて表を整形して並び替える必要性があります。
また複雑な表では単純な円グラフや棒グラフは適さないといったように、用途ごとに使うべきグラフが違う点にも注意しましょう。共有しやすいように項目ごとに色を変更する、数値の大小が分かりにくい場合は目盛を調整するといった工夫も必要です。
まとめ
今回はエクセルで集計作業を行う際、グラフ機能を活用するメリットなどをご紹介してきました。
エクセルでの集計作業においては、グラフを活用する場面が多くなってきます。そこで用途に応じてグラフを変更する、デザイン等を整形するといった工夫を行うことでグラフが見やすくなり、より活用しやすくなるでしょう。
ぜひエクセルでグラフ機能を使いこなして、自社の集計作業へ活用してみてください。
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