成果が出る営業リストの作り方!ターゲット選定からツール活用までトップセールスの実践手法を完全公開

2026/02/02

前回のブログでは、営業リストは単なる「名簿」ではなく、経営戦略そのものであるという概念についてお伝えしました。

「リストの質が営業成果の8割を決める」 「リスト作成はトップセールスの最重要業務である」

この重要性を理解した上で、今回は具体的に「どうすれば勝てるリストを作れるのか」という実践的なノウハウを解説します。

多くの営業現場では、リスト作成の手順が属人化しており、担当者の勘や経験に頼っているのが実情です。 しかし、成果が出るリスト作成には、明確な「型」と「手順」が存在します。

本記事では、明日から実践できるリスト作成のプロセスを4つのステップに分解して解説します。 ターゲットの解像度を上げ、適切なツールで収集し、精査して管理する。

このフローを組織に定着させることで、無駄なアプローチをゼロにし、アポイント率と成約率を劇的に向上させることが可能です。

それでは、具体的な手順を見ていきましょう。

ステップ1:ターゲットの解像度を極限まで上げる

リスト作成の第一歩は、情報の収集ではありません。 「誰をリストに入れるか」という定義、つまりターゲット選定の解像度を上げることです。

失敗するリスト作成の典型例は、この工程を飛ばして、いきなり企業データベースから「東京都・製造業・売上1億円以上」といった広すぎる条件でダウンロードしてしまうことです。 これでは、砂漠に水を撒くような営業活動になってしまいます。

「誰でもいい」は「誰も買わない」と同じ

マーケティングの世界に「STP分析(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)」という言葉がありますが、これは営業リスト作成においても必須の思考法です。

「自社の商品は良いものだから、全企業にチャンスがあるはずだ」 このように考えてターゲットを広げすぎると、結果として誰にも刺さらないアプローチになります。

トップセールスは、リストを作る前に必ず「仮説」を立てています。

「今の時期、法改正の影響で〇〇業界が困っているはずだ」 「この規模の会社で、急激に社員数が増えているなら、オフィスの移転や備品の追加ニーズがあるはずだ」

このように、自社のソリューションが「痛み止め」として機能する相手は誰なのかを突き詰めること。 「誰でもいい」ではなく、「あなただから連絡した」と言えるだけの根拠を持てるまで、ターゲットを絞り込むことがスタートラインです。

ペルソナ設定の具体例

ターゲット選定を成功させるコツは、企業属性(業種・売上・エリア)だけでなく、状況属性(課題・フェーズ・タイミング)まで落とし込むことです。 これを「ペルソナ設定」と呼びます。

例えば、あなたが「経費精算システム」を販売しているとします。 悪い例と良い例を比較してみましょう。

【悪いターゲット設定】 「都内の従業員50名以上の企業」 これでは範囲が広すぎますし、すでに競合製品を導入している企業も含まれてしまいます。

【良いターゲット設定(ペルソナ)】 「都内の従業員50名〜100名規模で、設立から10年以上経過している老舗企業。経理担当が高齢化しており、紙ベースの業務が残っている可能性が高い。かつ、最近HPをリニューアルしており、IT化への投資意欲が見え始めた会社」

ここまで具体的であれば、リストに入れるべき企業は自然と絞られます。 さらに、電話をかける際のトークも「御社の経理業務、紙が多くて大変ではありませんか?」と、相手の課題に寄り添ったものになります。

リストの質を高めるためには、まず「理想の顧客像」をチーム内で徹底的に議論し、解像度を上げておくことが不可欠です。

ステップ2:情報収集とリスト化の具体的手法

ターゲットが明確になったら、次はその条件に合致する企業を探し出し、リスト化する「収集」のフェーズに入ります。

かつては電話帳や四季報をめくって手入力していましたが、現在は様々なツールやデータベースが存在します。 自社の予算とリソースに合わせて、最適な方法を選択しましょう。

無料でできる収集方法と限界

コストをかけずにリストを作成する方法として、以下のような手段があります。

  • 国税庁法人番号公表サイト 日本国内の全法人の基本情報が網羅されています。新設法人を狙う場合などに有効ですが、電話番号や代表者名が含まれていないケースもあり、情報の補完が必要です。

  • 求人媒体・ポータルサイト 「求人を出している=資金に余裕があり、人が足りていない」というシグナルになります。特定の職種を募集している企業をリスト化することで、ニーズを推測できます。

  • SNS(LinkedIn、Facebook、Xなど) 特にBtoB営業において、決裁者個人に直接アプローチする場合に有効です。企業単位ではなく「人」単位でリストを作れるのが強みです。

無料手法のメリットはコストゼロであることですが、デメリットは「時間」がかかることです。 1件1件Webサイトを確認してコピペする作業は膨大な工数を要し、営業担当者の貴重な時間を奪ってしまいます。

「時は金なり」の観点から、量が必要な場合は次の有料ツールの活用を検討すべきです。

有料データベース・ツールの活用判断

現在、多くの企業データ提供サービスやリスト作成ツール(SalesNow、Musubu、Forcasなど)が存在します。 これらを活用する最大のメリットは、「時間を買う」ことができる点です。

例えば、「特定のタグ(例:『リモートワーク導入済み』『展示会出展企業』)」で絞り込み、数千件のリストを一瞬で作成できます。 また、電話番号やメールアドレスだけでなく、売上推移や使用しているクラウドサービスなどの詳細情報が付与されている場合もあります。

有料ツールの導入を判断する基準は、「リスト作成にかかる人件費」と「ツール費用」の比較です。

営業担当者が月20時間をリスト作成に使っているなら、その人件費は数万円〜10万円になります。 ツール代がそれ以下であれば、導入して営業担当者をアポイント獲得や商談に集中させた方が、経営合理的です。

ただし、ツールはあくまで「道具」です。 ステップ1のターゲット選定が甘いままツールを使うと、質の低いリストが大量生産されるだけになってしまうので注意が必要です。

ステップ3:情報のスクリーニング(精査)

ツールを使ってリストを収集したとしても、それはまだ「粗大ゴミが混ざった状態」です。 ここから、人間の目や別のデータを使って「アプローチすべきでない企業」を除外し、「アプローチすべき理由」を付加する工程が必要です。 これをスクリーニング(精査)と呼びます。

「捨てる勇気」が効率を生む

多くの営業担当者は、集めたリストの件数が減ることを嫌がります。 「もしかしたら受注できるかもしれないから」といって、明らかにターゲット外の企業もリストに残そうとします。

しかし、これは間違いです。 見込みの薄い100件に電話をかける時間があるなら、見込みの高い10件に対して、徹底的に事前リサーチをした方が、結果としてアポイント数は増えます。

  • Webサイトが存在しない、あるいは極端に古い企業

  • 採用情報が全く更新されていない(事業停滞のリスク)

  • 直近で不祥事などのネガティブなニュースがある

これらを事前にチェックし、リストから「除外(グレーアウト)」する勇気を持ってください。 リストの件数を誇るのではなく、リストの「濃度」を高めることが、現場の疲弊を防ぐ唯一の手段です。

フックとなる情報の付加

リストを精査する際、同時に行いたいのが「フック(会話のきっかけ)」の付加です。 単に社名と電話番号が書いてあるだけのリストでは、電話をかけた瞬間に「営業です」と名乗るしかなく、受付突破率が下がります。

しかし、リストの備考欄に一言添えてあるだけで、状況は変わります。

「社長が〇〇というWebメディアのインタビューで、DX推進について語っていた」 「先月のプレスリリースで、新工場の設立を発表していた」

このような「公表されている事実」をリストに紐付けておきます。 すると、アプローチの第一声が「売り込み」ではなく、「御社のニュースを拝見して、お役に立てると思って連絡した」という「提案」に変わります。

この一手間をリスト作成段階で行えるかどうかが、トップセールスと一般的な営業担当者の決定的な差です。

ステップ4:リストの管理と運用

最後に、作成したリストをどのように管理・運用するかについて解説します。 リストは「作って終わり」ではありません。営業活動を通じて得られた情報をフィードバックし、育てていく必要があります。

エクセルか、SFA/CRMか

「リスト管理はどのツールを使えばいいですか?」という質問をよく受けます。 結論から言えば、組織のフェーズによって使い分けるべきです。

【フェーズ1:営業担当者が1〜3名、リスト数1,000件以下】 この段階であれば、ExcelやGoogleスプレッドシートで十分です。 コストをかけず、項目の追加や変更も柔軟にできるため、まずは「管理する習慣」をつけることを優先しましょう。

【フェーズ2:営業担当者が複数名、リスト数数千件以上】 この段階になると、スプレッドシートでは限界が来ます。 「誰がどこに架電したか分からない(バッティング)」「過去の失注理由が共有されていない」といった問題が起きるため、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)の導入を検討すべきです。

重要なのは、ツールを入れること自体を目的にしないことです。 「いつ」「誰が」「どんな反応だったか」「次はいつアプローチすべきか」 この4点が記録され、チームで共有できる状態を作ることがゴールです。

重複・劣化を防ぐメンテナンス

リストは生き物であり、放っておくと腐ります。 特に注意すべきなのは「情報の重複」と「アプローチ禁止企業の管理」です。

同じ企業がリスト内に複数存在していると、別の担当者が何度も電話をかけてしまい、クレームに発展するリスクがあります。 また、「社長から断られた」「現在は検討していない」といったステータスが更新されていないと、無駄な再アプローチを繰り返すことになります。

  • 月に1回は重複データの整理(名寄せ)を行う

  • 不通、移転済みなどのデータを削除または更新する

  • 受注済み企業(既存顧客)をリストから除外する

こうしたメンテナンス業務をルーチン化してください。 常に「今、使えるリスト」だけが手元にある状態を保つことが、営業効率を最大化する秘訣です。

まとめ:手順を守れば、誰でも「勝てるリスト」は作れる

今回は、成果が出る営業リスト作成の具体的な4ステップを解説しました。

  1. ターゲットの解像度を上げ、ペルソナを設定する

  2. 適切なツールを選び、時間をかけずに収集する

  3. 不要なデータを除外し、アプローチ理由を付加する

  4. 常に最新の状態にメンテナンスし続ける

この手順は、特別な才能が必要なものではありません。 誰でも実践できる「型」です。

しかし、多くの現場では「とりあえず集めて、とりあえずかける」というショートカットをしてしまい、結果として遠回りをしています。 急がば回れ。まずはリスト作成という「準備」に本気で取り組んでみてください。 その準備の質が、必ず結果となって返ってきます。

次は、リスト作成において多くの人が陥りやすい「落とし穴」と、さらに効率を高めるための「テクニック」について、深掘りして解説します。 特に「リストを買う際のリスク」や「法律周りの注意点」など、実務で失敗しないためのポイントをお伝えします。

 

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