RPAはどんな経理業務に活用できるの?自社に向いていないと思ったら記帳代行を検討してみよう

2021/06/02
今ビジネス業界では、「RPA」が注目されています。いわゆる「デジタルレイバー」とも呼ばれる技術・ツールであり、バックオフィス作業を自動化してくれるものです。 そして経理にもRPAが導入される事例が増えています。 今回は注目されているRPAとは何か、そしてその特徴を記帳代行と比較しながら、あなたの会社でRPAと記帳代行どちらを導入すればよいのか解説していきます。

さまざまなパソコン業務を自動化可能!RPAはAI搭載でさらに進化

RPAとは「ロボットと呼ばれるプログラムによってパソコンなどの作業を自動化してくれる技術・ツール」です。
  • ソフトウェアからデータを抽出
  • 指定先へメールを自動送信
  • スプレッドシートを集計する
といった各作業を人間が作った「シナリオ」を基に実行します。 パソコンで行う業務には定型的な作業が多く、頭を使わなくても無心で実行できる業務も多いです。RPAではそういった定型的な作業を人間の代わりに行ってくれるのがポイントになっています。 ちなみに最近では、人間で言う頭脳に当たるAIを活用したRPAソリューションも開発されています。将来的には
  • 業務の改善アドバイス
  • エラーへの柔軟な対応
といった対応をAI搭載RPAが自動で行ってくれるようになるかもしれません。

RPAは細かい対応が苦手!経理業務に人間性を求める場合は記帳代行へ依頼を

RPAには次のようなメリットがあります。
  • プログラム通りに処理を行うので作業が正確
  • 24時間いつでも作業ができる
  • 社内で別途経理人員を雇うより安く済む
特に24時間365日好きなタイミングで稼働させられるのは、記帳代行にはないメリットです。「夜中人がないオフィスで一部経理をやってほしい」といった場合はRPAが適しているでしょう。 対して記帳代行には
  • プロのスタッフが在籍しておりチェックも行うので正確
  • ある程度柔軟に業務対応が可能
  • 社内人員を増やすより安く済む
といったメリットがあります。 RPAと似た部分もありますが、柔軟性において違いが出てきます。 RPAはプログラミング通りに動くので、内容にエラーがあると稼働が止まったり業務が追加された際に対応できないというのがデメリットです。しかし記帳代行を依頼した場合は業者とコミュニケーションをとって業務内容を相談したりといった柔軟な対応が可能になります。 経理作業に人間性が求められる場合は記帳代行に依頼したほうが有利です。

まとめ

今回はRPAの特徴の解説や記帳代行との比較を行ってきました。 RPAは将来的にAIによって賢くなるでしょうが、まだまだ人間のように判断ができるようになるのは先です。経理業務に関して柔軟性も必要な際は記帳代行に依頼を掛けたほうがコスト的にも安く済むはずです。 ぜひ適した方法で経理業務を効率化してみてください。