粉飾決算とは?記帳代行を依頼してクリアな経理を目指そう

2021/03/16
「粉飾決算」とは不適切会計の一種であり、自社の財政状況を偽るために行われます。粉飾決算は株主や取引先などからの信用を失墜させる行為であり、ひとたび発覚すれば会社が倒産してしまう事態に陥るかもしれません。 真面目に経営を行っていれば粉飾決算をせずに済むのですが、もし経理面に不安がある場合は記帳代行を依頼するなどして不適切会計が起こらないように注意しておきましょう。 今回は粉飾決算とは何か知りたい方へ向けて、その概要を解説していきます。

利益を増減させて信頼性を偽る!粉飾決算とは

粉飾決算とは、「利益を水増し、あるいは意図的に減らすことで自社の財政的な印象を操作する行為」を指します。ちなみに利益を水増ししてよく見せる行為はそのまま粉飾決算、利益を減らして悪く見せる行為は「逆粉飾」と呼びます。 利益を水増しする粉飾決算が起きるのは、自社の経営状態をよく見せてステークホルダーから資金を獲得しやすくするためです。 ステークホルダーは企業の利益具合から資金提供を行うか行わないか決めます。たとえば200万円赤字の企業と100万円黒字の企業では、後者のほうがステークホルダーにとっては魅力的です。 そこで企業は粉飾決算を行い、税金が高くなってもステークホルダーから資金を獲得できるように利益を水増ししてしまいます。 逆粉飾が起きるのは税金を減らすためです。 現金だけでなく資産に当たるものはすべて計上され、そこに税金が課されます。たとえば製造業で売れ残った在庫分も、販売できる状態であれば資産に計上され税金が発生してしまうのがネックです。 そこで逆粉飾により在庫分を計上しないことで利益を減らし、税金を免れようとするケースがあります。

粉飾決算は法律違反!逮捕される危険性も

粉飾決済は悪質度の高い会計行為です。信頼性が落ちてしまうだけでなく、法律違反により罰せられるかもしれません。 たとえば利益を不当に水増しして融資を受けた場合は、詐欺罪に当たります。また利益を減らして税額を減らした場合は脱税容疑で逮捕される可能性があります。 粉飾決算には手を染めないようにしてください。

まとめ

今回は粉飾決算について解説してきました。 企業の中には粉飾決算を行い利益を水増しして融資を受ける、あるいは減らして脱税するといった行為に手を染めるところがあります。しかし粉飾決算は犯罪であり罰せられるので賢明な手段ではありません。 粉飾決算といった不適切会計が起きないようにするためには、記帳代行の依頼が有効です。記帳代行の依頼により自社の業務に取れる時間が増加するだけでなく、記帳代行のプロが正確に作業をしてくれるので適切な会計にもつながります。 ぜひ記帳代行は弊社にご依頼くださいますようよろしくお願い申し上げます。