記帳代行とは?記帳代行を利用して効率化を目指す!

2019/08/22
平成26年1月の税法の改正によって、年間所得が300万円以下の白色申告者であっても全ての方に記帳および帳簿書類の保存が義務化されました。 つまり、個人事業主の方であっても税務申告なさる全ての方が帳簿をつける必要があるということです。 「でも帳簿なんてつけたことない」 「面倒臭い」 「税理士に任せると高過ぎる!」 そんな声に応えるように現在、『記帳代行』サービスの需要が高まっています。        

記帳代行サービスとは

読んで字の如く、記帳作業をあなたに代わって専門の業者が行うサービスです。これまで税理士が税理士業務の一環として記帳代行作業を請け負うことが多かったのですが、帳簿記帳は単純作業です。税理士は他の業務も行なっているため、あまり積極的にやりたい仕事ではありません。だからか税理士の記帳代行は若干割高なことが多いようです。裏を返せば記帳代行業者は単純作業を忌避する理由がないために、適正価格で帳簿をつけることができます。  

記帳代行業者に依頼するメリット

 

人件費を削減できる。

社内に経理の社員がいる会社が、記帳代行に切り替えることによって得られるメリットは人件費の削減です。お金を稼ぐという会社本来の目的に集中することができます。  

作業の手間を削減して時間を節約

伝票の記入や記帳には、入金、出金、振替といった各種伝票の作成から、記帳という作業が必要となります。 記帳代行はこれらの作業を自社で行う手間を減らすことができ、今までに割いていた記帳にかかる時間を他の業務にあてることができるという大きなメリットがあります。  

迅速で正確な記帳

記帳代行業者は記帳作業を大量にこなした経験を持っています。初めて記帳を行う場合などと比べて、迅速かつ正確に対応できます。    

記帳代行業者に依頼するデメリット

 

リアルタイムで経営状況の把握が難しい。

代行の最大のデメリットは、自社の経営状況が把握しにくいことです。必要書類を記帳代行会社に渡してから納品まで5営業日から7営業日かかります。この間にも会社のお金は動いており、最新の情報が社内で把握できません。  

経理社員が育たない。

パソコンが普及してから〝漢字を読めるけど書けない〟人が増えたと言います。便利な道具は便利なんですが、便利に依ると代わりに失う能力もあります。経理を外注してしまうと、当たり前ですが、社内に経理職がいなくなります。  

記帳代行業者に依頼するときの注意点

 

誰が、決算申告をするのか?

「記帳」は決算申告のために必要です。しかし、 決算申告は納税者本人か税理士しかできません。 記帳代行業者に依頼する際は、決算申告をどうやってするのかしっかり考えてから行いましょう。業者が税理士と提携していることも多いので、確認しておきましょう。