覚えていますか? 名刺交換のキホンをおさらい

2020/02/23
ビジネス上の取引は、まず名刺交換から始まります。名刺交換はお互いを知り、その先のビジネスを円滑に進めるための最初の一歩です。何度もやっているとそれなりに様になってきますが、あなたのやり方は名刺交換の基本を押さえているでしょうか? 今回は名刺交換における基本のやり方をいくつかご紹介します。    

名刺は大事なビジネス上のアイテム

取引のはじめ、名刺交換の際に、お互いの名刺をやりとりし付き合いを始めることになりますが、このときの名刺交換にはあなたが確かにその会社に在籍していると証明するというお互いの身元を明らかにする側面があります。いわば名刺はその会社に確かに所属しているという身分証であるのです。多くの会社で、退職する際に残った名刺を会社に返却しなければならないルールがあるのも、そのような事情からです。名刺というのはそれだけ重要なアイテムなのです。 ですから名刺交換はとても重要な儀礼になります。名刺交換をうまく行うことがお互いの会社への敬意を示し、そのさきの取引を円滑に進めることに繋がります。  

名刺の渡し方・受け取り方の基本のやり方

名刺交換の場では、以下のようなマナーが一般的です。 ●名刺入れを素早くスマートに用意する ●名刺入れから名刺を取り出し、名刺入れの上に載せて両手で持つ ●名刺を両手で差し出し、「株式会社○○ 営業部の山田太郎と申します」というふうに、会社名・肩書・フルネームを明瞭に述べる ●相手も名刺を出している場合は、相手よりもより低い位置に名刺を差し出す         ●相手も名刺を出している場合は、右手で名刺を差し出す ●相手も名刺を出している場合は、左手で相手の名刺を受け取る ●受け取った名刺にはすぐに右手を添える この際、名刺入れは座布団のように受け取った名刺の下に持つ ●相手の名刺を両手で受け取った形になったら「頂戴いたします。よろしくお願いいたします」と述べる 名刺入れを出すのにもたもたしている人がいますが、これはいけません。相手の会社に訪問した場合には必ずこちらから名刺を差し出します。そのために訪問の際はすぐに名刺入れを取り出せるように準備しておくようにしましょう。 名刺交換は「一番偉い人から順番に行う」のがマナーです。肩書の順番に行うのを忘れないでください。相手が「部長」「課長」の二人、こちらが「係長」「新人」の二人で訪問したのなら、「部長・係長」「部長・新人」「課長・係長」「課長・新人」の順番に名刺交換となります。

最後に

いかがでしたでしょうか。普段やっている名刺交換のやり方と違っている点はあったでしょうか。今回紹介したやり方は数ある名刺交換のマナーの一例にすぎず、絶対に正解というわけではないのですが、それでも共通するものはあります。 それは名刺交換の際に、相手とその所属会社に対する“敬意”がみて取れる所作で行うということです。 名刺交換をスムーズに行い、そして取引も円滑に進めていきましょう。