紙の名刺は将来なくなるのか?DXには名刺入力サービスもカギを握る!

2021/12/20

現在ではDX(デジタル改革)がいろいろな方面で取り上げられており、同時にDXのカギともなる「ペーパーレス」に関する意識も高まってきました。ペーパーレス化が実現すると紙の書類が電子化され、コスト削減や業務効率化といった効果を得られます。

ビジネス分野で言うと、気になるのが紙の名刺の今後。果たして紙の名刺は将来的にペーパーレス化するのでしょうか?今回は紙の名刺の現在や将来性などについてご紹介していきます。

コロナ禍でデジタル化の動きが加速!?紙の名刺のデメリットが浮き彫りになっている現在

現在では紙の名刺のデメリットが浮き彫りになっています。というのもコロナ禍の影響で対面での商談などが難しくなっており、紙の名刺をやり取りしづらい状況が続いているからです。

紙の名刺は、自社や自分の情報を相手へ伝える重要なツールです。また顧客から渡された名刺は、今後の関係構築に使える重要なデータとなります。

しかし直接受け渡しができないと意味がありません。郵送でわざわざ非対面のまま名刺をやり取りするわけにもいきませんし、そもそも紙の名刺をやり取りできても、データを有効活用するにはデータ化の手間が掛かります。

こういった状況で現在注目されているのが、「名刺管理ツール」です。パソコンやスマホといったデジタル機器上で名刺の情報共有や管理、マーケティングとの連携などが可能なツールを指しています。

コロナ禍でデジタル化の動きが加速しており、その中で名刺管理ツールの利用ケースも増加しています。

文化は簡単には消えない!?紙の名刺の将来性を考察

結論から申し上げますと、「紙の名刺は将来的に消えるかもしれないですが、それには時間が掛かります」。

DXの障害においては従来の文化が邪魔をしてきます。たとえばハンコは業界団体から電子化することに関して苦言を呈される状況であり、簡単にすぐ物理ハンコを廃止できる状況ではありません。ハンコ団体が電子化に対応したビジネスを構築できるようになるまでしばらく時間が掛かりそうです。

ハンコの事例と同じように、名刺にも作成や印刷の代行サービスが存在します。こういったサービス業者の了解を得ながら、根本的な「従来は紙名刺の利用が当たり前だった」という概念を変えていくには時間が掛かるでしょう。

まとめ

今回は紙名刺の将来性について解説してきました。

紙名刺をデジタル化できるとさまざまなメリットがありますが、紙名刺でのやり取りからデジタルでの名刺やり取りへシフトするには文化といったいろいろな障壁があります。しかし将来に備えて今のうちに攻めの名刺デジタル化を行い、有効にマーケティング施策を回せるようにしておくと競合に差を付けられるかもしれません。

弊社では名刺のデータ入力代行などを承っております。紙名刺をデータとしてスムーズに有効活用したい方は、ぜひ気軽にご連絡ください。