画像の白抜きは特にECサイトを外部へ向けて運営している場合は必須と言ってよいです。Amazonといった総合モール型のECサイトが画像の白抜きを必須にしていますし、白抜き自体にもさまざまなメリットがあるからです。
たとえECサイトを運営していなくても画像の白抜きを活用できれば写真の視認性向上などへつなげられます。
今回は画像加工における白抜きとは何か、そして実行するメリットなどをご紹介していきます。
目次
メイン画像以外をすべて白にする!白抜きとは
白抜きとは画像加工において使われる技術であり、メインとなる画像以外の周囲部分を切り取った後、周囲を白く加工してまっさらにする作業を指します。
ちなみに似たような技法に「白飛ばし」という技術があります。こちらは画像の加工技法ではなく撮影技法です。具体的にはカメラから強い光を当てて被写体を白く映し出す方法になります。
場合によっては白抜きと白飛ばしを使い分ける必要があるのもポイントです。
商品画像も見えやすくなる!画像加工で白抜きを活用するメリット
画像加工で白抜きを活用すると次のようなメリットがあります。
ECサイトに商品出品する作業がスムーズになる
最初から白抜きした商品画像を用意しておくと、ECサイトで商品を出品する際作業がスムーズになります。
たとえばAmazonや楽天市場では、商品画像に白抜きしたものが必要というルールがあります。白抜きせずに背景を派手に加工したものばかりを出品の際使ってしまうと、アカウント停止といった罰則が適用されてしまうので危険です。
白抜きした画像を用意しておけば後で加工して提出する必要性がなくなります。
メイン画像を視認しやすくなる
自社ECサイトを所有している際も、白抜きした画像は有効です。白抜きするとメイン画像が自然と映える構図になるので見た方の視認性が上がりスムーズに画像を理解できるようになります。
視認性向上によりECサイトの売上アップを見込めるのは大きいので、自社ECサイトを所有している際も白抜きを活用してみましょう。
ちなみに
- 社内書類で画像を挿入したい
- デザインのラフ案を作って商談相手に見せたい
といったケースでも白抜き画像が理解の促進に役立つはずです。
背景が白い分データ容量の節約を見込める
通常画像はたくさん色が使われている分データ容量が重くなります。たとえばWebサイトに色味の多い画像を使う際は注意が必要です。
対して白抜きにより背景が白くなっている場合は、背景が派手な色味の場合よりもスムーズに画像を読み込めます。白抜きした写真を上手く活用してWebサイト読み込み時間短縮などへつなげましょう。
まとめ
今回は画像加工における白抜きの概要やメリットをお伝えしてきました。
白抜きを活用するとECサイトへ商品を出品しやすくなりますし、視認性が向上するといったメリットもあります。また画像が軽くなるのも重要です。
ただし白抜き作業は画像量が多い場合苦になる可能性があります。作業効率化やコスト削減ができそうならばぜひ外注を検討してみてください。