街頭アンケートってどうやって声掛けすればいいの?

2019/10/18
「すいませーん、アンケート調査にご協力お願いしまーす」 なんて駅前で声を掛けられたことありませんか? 止まったらアンケートのついでに何か物を売りつけられそうで、つい早足になっちゃいますよね。 アンケートと言ったときに多くの人は街頭調査を連想することと思います。    

街頭調査とは

街頭調査は、調査員が直接街頭に出て通行人に呼びかけ、同意承諾を得てアンケート調査に協力してもらう、という調査手法です。路上アンケートや街頭アンケートなどテレビや雑誌などでもよく使われていて認知度の高い調査方法になります。  

街頭調査のメリット

街頭調査のメリットは、その実施の手軽さにあります。思い立ったら知りたい項目をアンケート形式にまとめて街頭に立つだけで良いのです。 さらに調査員が直接目で見てアンケートしたい回答者を選別できるので、年齢や性別だけでなく、雰囲気のような定量化しにくい判別基準も参考にできます。        

街頭調査のデメリット

街頭調査が成功するかどうかは調査員のトークスキルと見た目の印象に大きく左右されます。事前に回答者の了承を得た上で行う調査ではないので、断られる可能性も非常に高いです。 冒頭にもありましたように、回答者から見てみると突然見知らぬ人から声を掛けられるわけなので、警戒心を抱かれることになるからです。 この警戒心を解くためにも、街頭調査を行う際には服装や身だしなみに気をつけることが重要です。きちんとした身なりをした調査員と無精髭にヨレヨレのシャツをきた調査員では相手に抱かせる印象が全然違います。丁寧な言葉遣いなども重要となります。    

調査を成功させるためのコツ

初めの声掛けでどれだけ通行人を安心させるかがポイントとなります。 「ちょっといいですか?」 ではナンパや怪しげな勧誘と見分けがつきません。 「アンケートのご協力お願いします」 は無難なんですが、どれだけ拘束されるのかわからない上にどんな質問が飛んでくるのか不安です。 「○○に関するアンケートを行っています。○○分ほどお時間よろしいでしょうか?」 と一言目に情報を集約すれば、こちらの意図を伝え、相手の払うコストの程度を伝えることができます。何に関するアンケートであるのか言明することは、相手の警戒心を緩めるだけでなく、そのテーマに関心を持っている通行人を引き止める効果を発揮することでしょう。  

まとめ

街頭調査は比較的準備やコストも掛からない身近な調査方法の一つです。直接声を掛けて回答者を募るので、調査員のスキルやテーマの関心度によっては協力してくれる人も多く、アンケートも成功しやすいのではないでしょうか。 また、化粧品メーカーなどは新商品のアンケートの謝礼としてサンプル品を配るところもあるようです。アンケートの回答率を上げるだけでなく新商品の潜在的な顧客を作る。一石二鳥の素晴らしいやり方だといえますね。 これから街頭アンケートを考えている方々もぜひ、初めにかける一言に注意して調査してみてくださいね。