価格調査といったプロセスを踏み適切なEC販売を目指しても、将来的にはECの在り方が変わり今までのやり方が通用しなくなる可能性があります(価格調査がいつの時代でも重要なのは変わりません)。
特に「VR」技術は本物の店舗のようにEC内で商品を表示できるといったメリットをもたらしてくれる重要な技術です。今のうちにVRについて理解、および活用方法を想定しておくと将来役立ちます。
今回はVRとは何か、そしてECに活用するメリットをご紹介していきます。
目次
VRとは?コンピューター処理で現実世界を書き換える
VRとは簡単に言ってしまうと、「コンピューター処理を使って現実世界を書き換える技術」です。VRゴーグルといった機器を装着したユーザーにコンピューターグラフィックを投影、さも現実世界かのように認識させる技術になっています。
VR内では
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
などを技術によって再現、本物の世界だとユーザーへ認識させられるのがポイントです。近ごろはグラフィック精度も上がっており、現実と見分けが付かない空間構築も珍しくなくなってきました。
実店舗のようにECを歩ける!?VRをECで活用するメリット
VRをECで活用すると次のようなメリットがあります。
VR内で実店舗のようなECサービスを構築可能
VR内での空間構築の自由度は高いです。
たとえば
- VRでオリジナルの店舗を作る
- 実際の店舗映像をVRで取り込んで再現する
といったことができます。
いずれにせよ仮想空間内で実店舗のような空間を構築できるのは魅力です。
- ECサイトでは商品を立体的に確認できないので不安
- あの店舗へ行って雰囲気を確かめたいが遠方なので行けない
といった悩みのある顧客のニーズも獲得できるメリットがあります。
また店舗側では実店舗を必要とせず、コストを抑えて魅力ある店舗空間を構築できるといったメリットが得られます。
空間内を自在に回って商品を確認できる
VR内では、ユーザーが自在に空間内の仮想店舗を回って商品を確認できます。
たとえば
- 商品をぐるっと見渡して確認する
- 実際に触ってサイズ感や触覚を確かめる
といった行為が可能です。
実際の店舗のように内部を回りながら商品を確認できるのは画期的でしょう。
実店舗以上の体験を提供できる
VR内では現実ではできないさまざまな体験ができます。
- 商品周辺に関連情報を立体表示する
- アパレルを短時間で複数着込みサイズ感や見た目を確かめる
こういった体験提供によって店舗側は実店舗以上の満足度を顧客へ与えて、購入につなげられるでしょう。
実店舗を疑似的に再現するだけでなく、ITによってユーザー満足度を効率よく向上できるのもVRのメリットです。
まとめ
今回はVRの概要やECに活用するメリットなどを解説してきました。
VRによってECのユーザー体験は大きく変化するでしょう。VRが低廉化してさらに一般へ普及、ECへ活用されるのが当たり前になる前に仕組みやECでの活用事例などを把握してみてください。
価格調査といった基本事項も押さえながら、VRといったITにも柔軟へ対応して売上を伸ばしてみましょう。